歪んだ所有欲が、“子ども”の将来を台無しにしかねないということを知らなかったのだろうか。
【全文】「NewJeansパクられた」ミン・ヒジンが親会社を攻撃
人気ガールズグループNewJeansが、“母”ミン・ヒジンADOR代表の歪んだ欲と野望によって最大の危機に追い込まれている。
4月22日、大手芸能事務所HYBEは、傘下レーベルADORのミン・ヒジン代表と経営陣A氏などに対する監査を行った。監査チームはADOR経営陣の業務エリアを訪れ、会社の電算資産を回収し、対面供述の確保に乗り出したという。
この監査は、ミン・ヒジン代表らが本社から独立しようとしているという証拠を掴んだという名目で行われた。ミン・ヒジン代表とA氏は投資家を誘致するため、重要契約書などを流出し、HYBEが保有しているADOR株を売るよう画策したという。また、A氏が職権を利用して、HYBEの内部情報をADORに渡したと疑っていることも分かっている。
ADORはミン・ヒジン代表が2021年に設立したHYBEの傘下レーベルで、HYBEが持分率80%を持っている。残りの20%はミン・ヒジン代表などADOR経営陣が保有している。
併せてHYBEは、ADOR理事陣を相手に株主総会招集を要求し、ミン・ヒジン代表の辞任を要求する書簡も発送。また、電算資産などを分析したあと、これをベースに必要であれば法的措置に乗り出す方針だと伝えられた。
NewJeansが5月にカムバックを控えている状況で、とんでもないトラブルが発生したわけだ。それも“NewJeansの母”と呼ばれるミン・ヒジン代表が発端ということで、大きな注目を集めている。
彼女はかつて、SMエンターテインメントで少女時代、SHINee、EXOなどの有名アイドルグループのコンセプト、ブランディングを担当してきたトップクリエイターとして知られる。
NewJeansは、ミン・ヒジン代表の陣頭指揮の下で成功裏にデビュー。楽曲が世界的ヒットとなったことで、ミン・ヒジン代表は自然と“NewJeansの母”と称されるようになった。ある時は、メンバーたちよりも前に出る姿が捉えられ、ファンの間では「NewJeansのオタ活ではなく、ミン・ヒジンのオタ活をしているみたい」という不満があふれもした。
いずれも10代で、子どものようなメンバーたちへの欲は、いつの間にか“欲望”へと変質し、歪み、自らの手で子どもの行く道を阻んでしまった形になる。
特に、NewJeansの成功の背景には、HYBEの全面的な支援が存在したことは明らかだ。業界関係者たちによると、HYBEはミン・ヒジン代表がNewJeansを全て作ったように外部に広報した。ただ、ミン・ヒジン代表がNewJeansを作ったのではなく、HYBEがNewJeansの土台を作り、代表に力を与えたことで、NewJeansの母に見せることができたのだ。
実際、HYBEの考えと選択は合っており、NewJeansとミン・ヒジン代表が化学反応をおこしたことで今の成果が生まれたのだ。
今回の事態について、一部では昨年の“FIFTY FIFTY事件”よりもミン・ヒジン代表のADOR、NewJeans奪取がより悪意的だと非難している。またファンたちは、NewJeansが成し遂げた成功も崩れるのではないかと懸念している。
一方、HYBEはミン・ヒジン代表と経営陣に監査質問書を送り、それに対する答弁期限を23日と摘示したとされている。
監査質疑書には、ミン・ヒジン代表をはじめとしたADOR経営陣が経営権を奪取しようと謀議したという証拠、外部コンサル疑惑、人事採用などの内容が含まれていたという。23日までに監査質疑書に対する答弁をしない場合、HYBEは株主総会招集に対する法的措置に突入する計画だ。
(記事提供=OSEN)
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