韓国サッカー、40年ぶり五輪逸に協会謝罪「国民の皆様に深くお詫び」21年3月“日韓戦”惨敗時と同様

韓国サッカー協会(KFA)が、40年ぶりのオリンピック出場失敗に対する謝罪文を発表した。

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KFAは4月26日、公式ホームページで「五輪サッカー本大会出場失敗について」と題した謝罪文を発表。

「本日行われたU-23アジアカップ準々決勝の敗北によって、パリ五輪本大会進出が挫折したことに対し、サッカーファン、サッカー関係者をはじめとする国民の皆様に深い謝罪の言葉を申し上げます」とし、「10大会連続五輪出場のため、コーチングスタッフと選手たちは全員が最善を尽くしましたが、惜しくも目標を達成することはできませんでした」と伝えた。

そして、「サッカー代表チームを育成し、支援する我々韓国サッカー協会に総括的責任があることをよくわかっているので、もう一度頭を下げて申し訳ないという言葉をお伝えいたします」とし、「今後、選手と指導者の育成、代表チームの運営体系を綿密に検討し、改善方案を模索し、これ以上本日のような失敗が繰り返されないようにいたします」と強調。

最後に、「当面の課題である国家代表チーム(A代表)監督選任を上手く終え、2026年北中米W杯アジア予選において良い試合で国民の皆様に喜びを届けられるよう、韓国サッカー協会は最善を尽くします」と伝えた。

なお、KFAは2021年3月25日に行われた日本代表との国際親善試合で0-3と敗れた際も、同月27日に謝罪文を発表したことがある。

U-23韓国代表
(写真提供=韓国サッカー協会)U-23韓国代表

監督選任に不正行為者赦免…問題続出のKFA

ファン・ソンホン監督率いるU-23韓国代表は同日、カタール・ドーハのアブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアムで行われたU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選)準々決勝でインドネシアに2-2(PK戦10-11)で敗戦。

1988年ソウル五輪から2021年東京五輪まで続いた世界記録の五輪連続出場記録が「9」で途絶えるとともに、1984年ロサンゼルス五輪以来40年ぶりに本大会出場に失敗した。

準々決勝ではシン・テヨン監督率いるインドネシアに終始主導権を握られるなど、戦術面やパフォーマンス面でもサッカーファンに大きな衝撃をもたらした。

そのため、大会直前の3月にファン・ソンホン監督をA代表暫定監督に据え、U-23アジアカップへの準備に集中できないようにさせたKFAに批判が殺到している。

KFAは今回に限らず、A代表前監督のユルゲン・クリンスマン氏招へいをめぐり議論をはじめ、昨年にチョン・モンギュ会長主導で行われた八百長犯など不正行為者100人に対する“奇襲的”な赦免発表など、あらゆる問題を起こし続けている。

そこに40年ぶりの五輪出場失敗という“大災難”まで出てきたことで、チョン会長はじめ国家代表戦力強化委員会などに対する“責任論”も強まっている状況だ。

なお、敗退に終わったU-23韓国代表は、27日に仁川(インチョン)国際空港を通じて韓国に帰国する。ドイツのデュッセルドルフⅡに在籍するMFキム・ミヌ(22)、アメリカのミネソタ・ユナイテッドに在籍するMFチョン・サンビン(22)の海外組2人は、カタール現地から所属チームに復帰する。

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