Jリーグ王者や天皇杯優勝チームと対戦…ACL、韓国Kリーグ勢の観戦ポイントは?

2020年01月30日 サッカー #ACL

FCソウルが1月28日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフで勝利を収め、本選進出に成功した。

これによって今季ACLに参加する32チームがすべて決まった。

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32チームは4チームずつ8組に分かれてAからD組は西アジア、EからH組は東アジア地域と区分され、2月10日からグループステージを行う。

今シーズンも優勝を目指す32チームの熱い対戦が予想されるなか、Kリーグ4チームが所属した東アジア地域の各グループの主な観戦ポイントをチェックした。

3年ぶりの復帰、FCソウルが戦うグループE

プレーオフを4-1で快勝したFCソウルは、北京国安(中国)、チェンライ・ユナイテッドFC(タイ)、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と同じグループEに入った。3年ぶりにACLに復帰するFCソウルは、無難なグループに入ったという評価を受ける。

1月28日、プレーオフを制してACL出場を決めたFCソウル

FCソウルは歴代のACLでタイのチームに負けたことがなく、北京国安を相手にいい記憶もある。2013年のACL決勝トーナメントでは北京国安を相手に、合計スコア3-1(ホーム3-1、アウェー0-0)で勝利し、ベスト8進出に成功した。翌2014年のACLでは両チームがグループFで対戦し、FCソウルがホームで2-1、アウェーで1-1の成績を収めた。

ただ北京国安はアジア最高峰のDFキム・ミンジェ、ブラジル代表レナト・アウグストなどの戦力を補強しているだけに、今回のグループステージで警戒しなければならない対象であることは間違いない。

グループFは蔚山現代と上海申花のマッチアップに注目

蔚山現代は2019シーズンKリーグ準優勝でACL出場権を獲得した。グループFに入った蔚山現代の相手は、昨年の中国FAカップ優勝チーム上海申花、オーストラリアAリーグを制したパース・グローリーFC、Jリーグ準優勝チームのFC東京だ。

興味深いマッチアップは、蔚山現代と上海申花だろう。上海申花は、全北現代でKリーグ通算229勝を収めたチェ・ガンヒ監督と、Kリーグ歴代得点3位(132ゴール)のキム・シンウクが所属している。

(写真提供=韓国サッカー協会)韓国代表としても活躍するキム・シンウク

上海申花は昨年、中国スーパーリーグ13位と停滞したが、Kリーグを誰よりも知るチェ・ガンヒ監督とキム・シンウクの存在は、蔚山現代にとって脅威だ。チェ・ガンヒ監督の蔚山現代との通算対戦成績は、19勝16分10敗となっている。

2年ぶりにACLに帰ってきた水原三星

昨シーズンの韓国FAカップ優勝で、水原三星が2年ぶりにACLに戻ってきた。水原三星は、天皇杯優勝のヴィッセル神戸、中国スーパーリーグ優勝の広州恒大、マレーシ・アスーパーリーグ優勝のジョホール・ダルル・タクジムFCと対戦する。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)水原三星

スター選手が並ぶACLにおいても、グループGは目立つ。ヴィッセル神戸にはバルセロナで16シーズンを過ごしたアンドレス・イニエスタ、ベルギー代表トーマス・フェルメーレンが活躍している。また広州恒大の主力には、トッテナムやバルセロナで活躍したパウリーニョ、韓国代表パク・ジスなどがいる。

優勝2回、2018シーズン4強などACL経験が豊富な水原三星が今シーズンどんな姿を見せるのか、ファンの関心を集めている。

Kリーグ優勝の全北現代はグループE

2019シーズンのKリーグを制した全北現代はグループHで、オーストラリアAリーグの準優勝シドニーFC、Jリーグ優勝の横浜F・マリノス、中国スーパーリーグ3位の上海上港と対戦する。

全北現代は上海上港上を相手に、1年前の16強戦で敗れた雪辱を果たす機会をつかんだ。また、全北現在所属の外国人選手ロペスが最近、上海上港に移籍したことによって、両チームのグループステージの対戦に注目が集まっている。

Kリーグ3連覇を成し遂げた全北現代

全北現代は横浜F・マリノスと2014年のグループステージで対戦し、ホームで3-0の勝利、アウェーで1-2の敗北という成績を収めた。3-0で快勝した当時、2ゴールを記録したイ・スンギは、今季も全北現代の中盤を担っている。全北現代とシドニーFCの対戦は、今回が初めてだ。

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