9月20日、ベトナムのミーディン国立競技場でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループJ第1節のハノイFC対浦項(ポハン)スティーラーズが行われ、浦項が4-2で勝利した。
浦項は前半30分にオウンゴールで先制した後、34分にMFユン・ミンホ(23)、39分にFWキム・インソン(34)がゴールを決めて3点リードで前半終了。
後半も開始4分にキム・インソンが自身2点目を決め、この時点でスコアを4-0としたが、その後ハノイFCに2点を返された。ただ、その後は追加点を与えず、2点差で初戦勝利を収めた。なお、浦項の3得点はすべてブラジル人FWゼカ(25)がアシストした。
なお、浦項は10月4日の第2節にホームの浦項スティールヤードで武漢三鎮と対戦。その後、10月24日の第3節にアウェイの埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦する。
試合後の記者会見には、浦項からキム・ギドン監督とキム・インソンが出席した。
以下、キム・ギドン監督、キム・インソンとの一問一答。
◇
―最初のゴールが早く生まれたが、予想していた部分なのか。このゴールによって試合を簡単に運ぶことができたと思うか。
キム・ギドン監督「試合を準備する過程で、アウェイゲームは常に難しい試合になると話していた。ゴールが早く入ればより落ち着いて試合をリードできると思っていたが、こうして先制ゴールが決まるとは思わなかった。幸いにも前半に早く得点、多く得点を挙げたことで、次の試合を準備するローテーションができた。このような部分が有利に作用した状況だったと思う」
―今季から浦項に加入し、リーグ戦では1ゴール1アシストを記録していたが、ACL初戦で2ゴールを決めた。今日の試合は自身にとってどのような意味を持つか。
キム・インソン「リーグ戦では多くのチャンスを得ていたのにもかかわらず、得点を多く決めることができず残念だった。ただ、今日の試合で2得点した。この雰囲気をリーグ戦でも続けて順位争いの役に立ちたい」
―浦項が先制ゴールを決める前までハノイFCが強く出てきた。この部分についてどう思うか。
キム・ギドン監督「前半序盤に多くのチャンスを奪われた。特に2度の決定的なチャンスを奪われた。ただ、相手にチャンスを連続で与えてしまったことで選手たちが気を引き締め、より強く戦う姿勢を見せてくれたと思う。自分たちが準備した者をハノイFCに見せるきっかけになったのではないかと思う」
―リーグ戦でも複数得点以降に失点するケースがあった。今日の試合でも4得点をした後に何度も危険な状況が生まれた。どこに原因があり、選手たちにはどう話をしているのか。
キム・ギドン監督「サッカーをしていると、度々このような状況が発生する。選手たちには前半と後半、試合が終わるまで起伏なく試合をリードしてこそ、強いチームになれると話している。サッカーは大変なスポーツだ。勝っているときに多少怠惰になる姿が1~2回出て、余地なく失点する。そのような部分において、継続的にコミュニケーションをしている。(キム・インソンを)叱らなければならないのか?(笑)より強いチームになるために、起伏のないプレーができるようしっかり準備したい」
―グループステージ初戦でKリーグの4チームがいずれも勝利を収めた。Kリーグの監督、選手としての感想は。
キム・ギドン監督「試合に出る前に選手に話したことがある。ユニフォーム上段の太極旗、その下にエンブレム。韓国のプロチームを代表してACLに出場するだけに、韓国サッカーの地位を知らせる機会だ、自負心を持って試合をしてほしい、と伝えた。Kリーグが強い姿を見せていることを嬉しく思う。Kリーグの監督として、この場にいること自体が嬉しく、自負心を持つ」
キム・インソン「韓国を代表し、Kリーグを代表するという気持ちで試合に臨んだ。第1節でKリーグのチームがすべて勝利を収めたこと、ACLで韓国のチームが強い姿を見せていることを嬉しく思う」
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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