【写真】元浦和ブラジル人FWが韓国で一発退場…「バカげたプレー」と痛烈批判の愚行の中身とは

「ばかげたプレーでチームを混乱に陥れた」

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蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)を率いるホン・ミョンボ監督が、異例にも記者会見の場で自チームの選手を公開批判した。

その選手とは、かつて日本のJリーグでガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズに在籍したブラジル人FWレオナルド(25)だ。

蔚山現代は10月5日、ホームの蔚山文殊サッカー競技場で行われたFAカップ準決勝で全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースに延長戦の末1-2で敗れた。

試合は前半12分に蔚山現代がMFウォン・ドゥジェ(25)のゴールで先制するも、同39分にガンビア代表MFモドゥ・バーロウ(29)の同点弾で全北現代が追いつく。

その後、ホン・ミョンボ監督は後半26分にハンガリー代表FWマルティン・アダム(27)を下げてレオナルドを投入して勝負をかけた。

しかし、指揮官に信頼されてピッチに送り出されたはずのレオナルドが、予期せぬ“事故”を起こしてしまった。

指揮官が痛烈批判したレオナルドの“愚行”

レオナルドは1-1の同点のまま迎えた後半終了間際、相手DFパク・ジンソプ(26)と小競り合いを起こすと、感情を抑えきれず相手めがけて頭突きをしたのだ。

頭突きを受けたパク・ジンソプは鼻血を流し、両チームの選手が入り乱れ一触即発の雰囲気となった。

(写真提供=韓国サッカー協会)パク・ジンソプと衝突するレオナルド(左)

主審は当初、パク・ジンソプにレッドカードを提示していたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)介入後にイエローカードに変更。

そして、レオナルドにはレッドカードを提示し、一発退場を命じた。延長戦突入間際にして、蔚山現代は数的不利に追い込まれてしまった。

結局、劣勢に立たされた蔚山現代は全北現代の攻勢を防ぎきれず、延長後半3分に相手FWチョ・ギュソン(24)の逆転弾を許し敗戦。

今季開幕前に中国の山東泰山からレンタル移籍で加入し、リーグ戦ではチーム最多タイの11ゴールを記録しているレオナルドだが、自身の退場がチームの敗戦に直結する形となった。

(写真提供=韓国サッカー協会)レッドカードを提示されたレオナルド

グループステージ敗退に終わったアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に続き、FAカップでも脱落した蔚山現代に残されたタイトル獲得の可能性はKリーグ1(1部)のみ。

両チームは2日後の8日に行われるKリーグ1第35節で、今回と同じ蔚山文殊サッカー競技場で再び激突する。ただ、蔚山現代としては沈んだ雰囲気でリターンマッチを繰り広げることになった。

「レオナルドは謝罪した」

ホン・ミョンボ監督は試合を振り返り、「選手たちは最善を尽くしたが、退場させられた状況は良くなかった。ばかげたワンプレーでチームを混乱に陥れた。試合をとても難しくしてしまった」とレオナルドを痛烈に批判した。

また、「勝つためにレオナルドを投入した。ここ最近はコンディションも良い状態だった。延長戦に進む前に決着をつけようと、最後の20分間でプレーさせた」と、投入前にレオナルドに寄せていた期待を明かしつつも、「ただ、結果的に退場となり、周囲の選手が体力的に厳しい状況に置かれてしまった。これ以上何もすることはできなかった」と残念がった。

ホン・ミョンボ監督は試合終了直後のロッカールームでも、選手やスタッフの前でレオナルドの退場を批判したという。「本人(レオナルド)も選手たちの前で、自分のミスでチームがこうなってしまった(敗れてしまった)ことに謝罪していた」と指揮官は伝えた。

(写真提供=韓国サッカー協会)ホン・ミョンボ監督

蔚山現代に残された道はKリーグ1制覇ただ一つだ。

34試合を終えて20勝9分5敗の勝ち点69で首位を走る蔚山現代は、2位の全北現代(勝ち点64)と5ポイント差としている。8日の直接対決で勝利すれば優勝は確実となるが、逆の結果に終われば相手に逆転の可能性を与えてしまう。

ホン・ミョンボ監督は重要な次戦に向けて、「両チームが120分間プレーし、同じ条件にある。ただ、一方のチームは勝利し、もう一方のチームは敗れたので、雰囲気面で差が大きく出るだろう。残りの2日間で早く回復しなければならない。我々に多くのフォーカスが宛てられている。最善を尽くしてファンに良い結果をもたらせるよう、しっかり準備する」と意気込んだ。

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