日韓スポーツスターの共演が、アメリカで早くも実現することになった。
ロサンゼルス・ドジャースは8月14日(日本時間)に公式SNSを通じて、MLS(メジャーリーグサッカー)のロサンゼルスFCに所属するサッカー韓国代表FWソン・フンミンが、来る28日に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるシンシナティ・レッズ戦で始球式を務めることを発表した。
ソン・フンミンも自身のインスタグラムでドジャースの投稿をシェアし、「しっかり練習しないと」とコメントしている。
2015年から10年在籍したイングランド・プレミアリーグのトッテナムを今夏に退団し、新天地としてアメリカを選んだソン・フンミン。移籍金はMLS史上最高額の約2600万ドル(日本円=約38億円)とされている。
今回の始球式は、単なる始球式にとどまらない“日韓スポーツスター共演”の場となりそうだ。
それもそのはず、ドジャースには大谷翔平が所属。ほかにも日本人では佐々木朗希と山本由伸、韓国人ではキム・ヘソン、そして韓国系アメリカ人のトミー・エドマンがいる。彼らが、ソン・フンミンと一堂に会する可能性があるのだ。
何より、ソン・フンミン、大谷、キム・ヘソン、エドマンは皆エージェントも同じCAAスポーツだ。キム・ヘソンはソン・フンミンのロサンゼルスFC加入発表時、「ソン・フンミン選手のファンだったので、同じ地域でプレーできて光栄です」と歓迎のメッセージを伝えていた。
この3選手はいずれも同じエージェンシー「CAAスポーツ」に所属している。キム・ヘソンは「ソン・フンミン選手のファンだったので、同じ地域でプレーできて光栄」と、早くも歓迎のメッセージを送っている。
ソン・フンミンは今月10日のシカゴ・ファイアー戦で途中出場からデビューを飾ると、終盤にPK獲得に繋がる活躍を披露した。来る9月1日に本拠地BMOスタジアムで行われるサンディエゴFC戦で、ホームのファンの前に初登場する予定だ。
MLS移籍直後から現地で話題を集めているソン・フンミン。初の始球式は大谷やキム・ヘソンら日韓スポーツスターとの特別な共演によって、ロサンゼルスの熱気をさらに高めることになりそうだ。
◇ソン・フンミン プロフィール
1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けた。2010年にドイツのハンブルガーSVでプロデビューし、バイエル・レバークーゼンを経て2015年にイングランドのトッテナムへ移籍。2021-2022シーズンにアジア人初のプレミアリーグ得点王を受賞。2025年夏で10年在籍したトッテナムを退団し、同年8月7日に米メジャーリーグサッカーのロサンゼルスFCに加入。愛称は「Sonny(ソニー)」。
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