かつて徳島ヴォルティス、京都サンガF.C.でもプレーしたGKオ・スンフン(35)が、韓国Kリーグ1(1部)の週間MVPに輝いた。
Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、7月7~9日に行われたKリーグ1(1部)第21節、8~10日に行われたKリーグ2(2部)第20節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第21節のMVPは大邱(テグ)FCのオ・スンフンだ。
オ・スンフンは7月7日、済州(チェジュ)ワールドカップ競技場で行われた済州ユナイテッド戦で優れた活躍を披露し、チームの2-1の勝利に貢献した。
試合は前半5分に先制した済州が高いボール支配率で攻勢を強めていたが、オ・スンフンの好セーブもあって大邱は追加点を許さず。特にオ・スンフンは前半21分、相手のPKを防ぐビッグプレーも披露し、大邱に勝利を引き寄せた。
この日、オ・スンフンは83.3%というセーブ率を記録し、今季Kリーグ1のGKで初めてラウンドMVPに選ばれる栄光に輝いた。
一方、同日の済州対大邱は計28本のシュートが飛び交う熾烈な攻防戦となり、ベストマッチに選出。勝利した大邱はベストチームに選ばれた。
Kリーグ2第20節のMVPは、慶南(キョンナム)FCのブラジル人FWグレイソン(26)だ。
グレイソンは9日、昌原(チャンウォン)サッカーセンターで行われた安山(アンサン)グリナース戦で2ゴールを記録し、チームを3-1の勝利に導いた。グレイソンは2試合連続でMVPに選出された。
ベストチームは金泉尚武(キムチョン・サンム)だ。尚武は10日、金泉総合運動場で行われた釜山(プサン)アイパーク戦で、前半に相手の先制を許すも後半に2ゴールを記録し、2-1の逆転勝利を収めた。
ベストマッチは10日、李舜臣(イ・スンシン)総合運動場で行われた忠南牙山(チュンナム・アサン)FC対全南(チョンナム)ドラゴンズの試合だ。
試合は忠南牙山が後半15分までに3点リードを奪うも、全南が後半21分、43分、そしてアディショナルタイムのゴールで同点に追いつき、最終的に3-3の引き分けで終了するという劇的な展開となっていた。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは以下の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:バルセロス(大邱FC)、チュ・ミンギュ(蔚山現代)
MF:アコスティ(水原三星ブルーウィングス)、ペク・スンホ(全北現代モータース)、ユン・ビッカラム(水原FC)、イ・ドンジュン(全北現代モータース)
DF:ソル・ヨンウ(蔚山現代)、チョン・テウク(全北現代モータース)、キム・ギヒ(蔚山現代)、チャン・ソンウォン(大邱FC)
GK:オ・スンフン(大邱FC)
―Kリーグ2
FW:ウォン・ギジョン(慶南FC)、グレイソン(慶南FC)、チョ・ヨンウク(金泉尚武)
MF:ピーター・マクリロス(忠北清州FC)、ホン・ウォンジン(忠北清州FC)、ウ・ジュソン(慶南FC)、イ・ユヒョン(金泉尚武)
DF:イ・ジョンテク(忠北清州FC)、パク・ジェファン(慶南FC)、キム・ジェウ(金泉尚武)
GK:パク・デハン(忠北清州FC)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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