大谷翔平（28、ロサンゼルス・エンゼルス）への「故意死球」発言で猛非難を受けたコ・ウソク（24、LGツインズ）が、またしても負傷離脱を余儀なくされた。
LGは5月1日、コ・ウソクが腰痛のためエントリーから外れたことを発表した。
球団は発表に際し、「コ・ウソクが日曜の試合中に腰の不快感を訴えた。病院で診療を受けた結果、腰の筋肉痛と判明し、駐車治療を受けた。1週間以上、痛みから回復するための帰還が必要なため、エントリーから抹消した」と説明している。
コ・ウソクは去る4月30日、ホームの蚕室（チャムシル）球場で行われたKIAタイガース戦で8回途中から登板した際、ストレートの球速が150km台から突然140km台に下落した。
9回無死一、二塁の場面でソクラテス・ブリトー（30）を相手にした瞬間、ストレートの球速が140km台中盤に落ち、2球目の144kmのストレートから3点本塁打を浴びた。
これが致命的な一発となり、試合はLGが8-12で敗れ、KIAとの3連戦を全敗で終了。コ・ウソクはわずか0.1回19球で3被安打（1被本塁打）、2四球、4失点（自責点4）という乱調ぶりで敗戦投手となった。
そもそも、コ・ウソクは今年3月に行われた2023年WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）の大会直前にも負傷したことがあった。
当時、3月6日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズとの強化試合で7回途中から登板したコ・ウソクは、8回途中に肩の違和感を訴え、わずか12球で降板した。
試合後、大阪市内の病院で実施した検査では「単純な筋肉痛」と診断されていたが、大会を終えて韓国帰国後に行ったMRI検査では、右肩の回旋筋腱板の筋肉痛の一つである棘上筋に炎症があると診断を受けた。
以降、シーズン開幕前からリハビリ軍での回復と2軍での調整を経て、4月18日のNCダイノス戦で1軍に復帰した。
復帰後は無失点と順調な滑り出しを見せていたが、30日のKIA戦で突如球速が下落し、初失点と初本塁打を許してしまった。
コ・ウソクの離脱により、LGは再び9回の責任を担うクローザーの代役を探さなければならなくなった。
現状、代役候補である中継ぎのイ・ジョンヨン（27）とチョン・ウヨン（23）も不振ななか、LGはシーズン開幕序盤にして最大の危機に直面している。
（構成＝ピッチコミュニケーションズ）
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