かつて2012~2014年にアルビレックス新潟に在籍した韓国代表DFキム・ジンス(30、全北現代モータース)が、代表戦の負傷で約2カ月間の離脱を強いられることになった。
3月27日、韓国サッカー協会(KFA)は去る24日に行われたコロンビア代表との国際親善試合で負傷したキム・ジンスの精密検査の結果を発表した。
検査の結果、キム・ジンスの負傷は「第2腰椎左横突起骨折」と診断された。
KFAは「代表ドクター陣の所見では、およそ6週間の治療と休息期間が必要になる見通しだ。試合出場は約2カ月後に可能になると予想される」と明らかにした。
キム・ジンスは24日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われたコロンビア代表戦に左サイドバックで先発出場。ユルゲン・クリンスマン新監督の初陣となったこの試合で、前半24分に相手選手と空中で競り合った際にバランスを崩し、そのままグラウンドに倒れ込んだ。
腰の左側に手を当てて痛みを訴え、結果として元清水エスパルスのDFイ・キジェ(31、水原三星ブルーウィングス)と交代していたキム・ジンスだが、それが骨折であることが発覚した。なお、試合は2-2の引き分けに終わった。
クリンスマン監督は負傷離脱したキム・ジンスの代替選手として、U-24代表で2021年東京五輪にも出場したDFソル・ヨンウ(24、蔚山現代)を招集している。ソル・ヨンウは今回がA代表初招集となる。
韓国代表不動の左サイドバックであるキム・ジンスの離脱は、所属チームの全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースにとっても大きな痛手だ。
2017~2021年シーズンまでKリーグ1(1部)5連覇を達成するも、昨季はライバルの蔚山現代に優勝を明け渡した全北現代。しかし、2年ぶり王座奪還を目指す今季は開幕4試合で1勝1分2敗の勝ち点4、12チーム中8位と、4戦全勝(勝ち点12)で単独首位の蔚山現代と差を付けられている。
シーズン序盤にチームの攻撃をけん引したFWイ・ドンジュン(26)、元日本代表MF天野純(31)が相次いで負傷離脱したのが大きかったが、そこに今回、守備の中核を担うキム・ジンスまで加わったことで危機に置かれた。
キム・ジンスはプレー面だけでなく、副主将としてリーダーの役割を果たしている。全北現代を率いるキム・サンシク監督は、少なくとも5月まで左サイドバックの主力を欠くことになった。
なお、韓国代表は28日、ソウルワールドカップ競技場でウルグアイ代表と対戦。Kリーグ1の再開は4月1日の予定だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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