4月30日にマレーシアのジョホールバル・スルタン・イブラヒム・スタジアムで予定されているAFCチャンピオンズリーグ(以下、ACL)グループI第6節の蔚山現代対JDT(ジョホール・ダルル・タクジム)に先立ち、29日に前日記者会見が行われ、蔚山現代からはホン・ミョンボ監督とソル・ヨンウが出席した。
蔚山現代の会見の一問一答は以下の通り。
◇
―まずは試合へ覚悟をお願いしたい。
ホン・ミョンボ監督「明日がグループリーグ最後の試合となる。最も重要な試合になるだろう。ただ、最後の練習ができる機会を明日行われるスタジアムで行うことができなかった。AFCが提供しなかったためだ。結果的に我々は明日試合を行なうスタジアムで事前練習ができない状況になった。
私たちが今日練習する練習場と明日試合を行なうスタジアムでは環境(芝生)が完全に違う。我々は試合を行なうスタジアムでの練習が必要だったが、その部分を提供してもらえずとても残念だ。
昨年もACLグループリーグをタイで行ったが、当時は参加した4チームすべてが同じ条件で試合を行った。今回は全く違う条件なので、ホームチームに与えられるアドバンテージがどの程度までなのか、疑問だ。この点についてはAFCがもう少し綿密に観察しなければならないと思う」
ソル・ヨンウ「次の試合は必ず勝利が必要だ。選手たちに疲労感があるのは事実だが、ここに出たチームがみんな同じ条件だと思っている。精神的にしっかり武装して良い結果を持って韓国に帰りたい」
―事前練習を実際の競技場(スルタン)で行うことが選手たちの感覚にどんな影響を及ぼすと考えているのか。ピッチコンディションの違などか?
ホン・ミョンボ監督「私の経験からしても、とても重要だと思う。私は現役時代、4回のW杯に参加した時も、毎試合、前日練習は試合をする競技場だった」
また、今回の場合は芝生の状態とは関係なく、芝生の種類がまったく違うというのが問題だ。我々の選手たちの中には(スルタン・スタジアムの芝が)生まれて初めてという者もいる。それだけ芝は敏感な問題だ。
―最初の対戦で良いプレーを見せたJDTのベルグソン選手とフォレスティエリ選手に対する対応戦略は?
ホン・ミョンボ監督「非常に良い選手たちだ。また、前回は得点したため、良い自信を持って試合に臨んでくると予想される。それに対してしっかり準備したい」
―前回の試合後の記者会見でJDTにとっては大きな分岐点になると述べた。今の考えは?明日の試合についての考えは?
ホン・ミョンボ監督「明日の試合は、JDTとの2度目の対戦となる。前回はその前の川崎フロンターレ戦で終了間際に失点しまい、勝利を逃し引き分けた次だったのでいろいろな差があったと思う。いずれにしてもJDTとはすでに一試合をして相手の戦力がどの程度なのか分かったので、明日の試合はしっかり準備しなければならないと思う」
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