韓国プロサッカーKリーグ2(2部)のソウルイーランドFCが、“代役”のホームスタジアムで見られた劣悪なピッチ状態を謝罪した。
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ソウルイーランドは3月22日、公式SNSを通じ、「木洞(モクトン)総合運動場主競技場の芝生活着問題によって、試合運営及び選手の負傷の恐れがあると判断し、3月27日のFC安養(アニャン)戦を代替会場で開催する」と発表した。
続けて、「事前に公示できなかった点についてお詫び申し上げ、ファンの皆様にご迷惑をおかけした点を謝罪する」とし、「代替会場を選定後、チケット予約日程や詳細事項について速やかにお知らせする」と伝えた。
ソウルイーランドは、本来のホームスタジアムである蚕室(チャムシル)オリンピック主競技場が「蚕室スポーツ・MICE複合団地造成計画」によって工事に突入したことにより、今季から木洞総合運動場主競技場を代替のホームスタジアムとして使用することが決まっていた。
このため、それまで人工芝だった木洞総合運動場主競技場のピッチを天然芝に植え替え、ソウル市の支援のもと必須施設の改修・補修などを行い、Kリーグの試合を開催できる環境を整えたと伝えられていた。
しかし、ソウルイーランドのホーム開幕戦となった去る19日のKリーグ2第6節忠南牙山(チュンナム・アサン)FC戦では、木洞総合運動場主競技場の劣悪なピッチ状態が露呈された。試合が進む過程でピッチの各所がデコボコとなり、両チームがパスも上手く回せないまま、試合は0-0の引き分けに終わっていた。
これには忠南牙山のパク・ドンヒョク監督も「ピッチ状態のせいで準備した戦術を展開できなかった」と残念がり、ソウルイーランドを率いるチョン・ジョンヨン監督も「ピッチコンディションがあまりにも良くなかった。選手たちは単純なプレーをするしかなかった」と惜しさを吐露していた。
ソウルイーランドは来る27日の第7節FC安養戦を皮切りに、4月2日の第8節全南(チョンナム)ドラゴンズ戦、同月5日の第9節富川(プチョン)FC 1995戦と3試合連続でホームゲームを控えている。はたして代替会場の確保、さらには木洞総合運動場主競技場のピッチ状態の改善離されるのか、今後の動向に注目したい。
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