私生活で物議を醸したチョン・ジソクの復帰に反対するバレーボールファンが“トラックデモ”を実行した。
元恋人に対する暴行容疑などで起訴猶予処分を受けたチョン・ジソクの復帰に反対するファンたちは、寄付を集め、11月29日にソウル江西(カンソ)区の大韓航空本社前でトラックデモを行った。
トラックには「統合優勝で成し遂げた大韓航空ジャンボスの華麗な飛翔、デート暴力で成し遂げた大韓航空ジャンボスの痛い墜落」「デート暴力男の着陸地は大韓航空ではない」「成績で応える時代は終わった」などのフレーズが掲げられた。
昨シーズンの正規リーグとチャンピオン決定戦で当時に最優秀選手賞(MVP)に輝いた韓国プロバレーの“看板スター”チョン・ジソクは去る9月、元恋人の告訴でデート暴力と財物損壊の疑惑について調査された。
その後、告訴人が合意書と告訴取消書を提出すると、検察は去る11月17日、チョン・ジソクの暴行容疑に起訴猶予処分を下した。起訴猶予とは、起訴すれば有罪は確実だが罪が軽い場合や被害者と示談で和解している場合に下される不起訴処分のことだ。
韓国バレーボール連盟(KOVO)はチョン・ジソクに制裁金500万ウォン(約50万円)を賦課し、大韓航空ジャンボスは「2ラウンド残余試合出場停止」の懲戒を下した。
文書上でチョン・ジソクは、早ければ来る12月4日のソウルウリカード・ウィビーとの第3ラウンドの初試合で復帰することができる。大韓航空ジャンボスは、まだチョン・ジソクのシーズン初出場の時点を確定していない状態だ。
韓国バレーボールファンが自発的なトラックデモを開いたのは、今回が初めてではない。IBK企業銀行アルトス側がソ・ナムウォン元監督と球団団長を解任し、キム・サニコーチを監督代行に任命すると、ファンはIBK企業銀行本社とホーム試合が行われる競技場の前でトラックデモを行い、球団の取り組みを批判したことがある。
なお1995年3月生まれのチョン・ジソクは、2013年に大韓航空ジャンボスでプロデビュー。2020-2021シーズンにはチームを統合優勝に導く活躍で、チャンピオン決定戦MVPとシーズン最優秀選手(MVP)の2冠に輝いた。代表選出経験もあり、FIVBバレーボールネーションズリーグやアジア大会にも出場している。
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