現在行われているEURO2020でのベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(35、ヴィッセル神戸)の活躍に韓国メディアも注目している。
【関連】「神戸の情熱に応えた」イニエスタの契約延長に韓国メディア反応
ベルギー代表は、6月28日(日本時間)にスペインのエスタディオ・オリンピコ・セビージャで行われたEURO2020決勝トーナメント1回戦でポルトガル代表に1-0で勝利した。
前半に挙げたMFトルガン・アザール(28)の1点を守り切ったベルギーは、来る7月3日にドイツのフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われる準々決勝でイタリア代表と激突する。
韓国メディア『InterFootball』は同日、「日本でプレーする“35歳ベルギー代表CB”が未だ錆びていない守備力を披露」と見出しを打ち、ポルトガル攻撃陣を無得点に抑えたベルギー守備陣のなかでも「活躍が印象的だった」というフェルマーレンに着目した。
同メディアは「“全盛期を過ぎたDF”という認識が強かったフェルマーレンは、今回の試合で優れた守備力を見せた」と切り出すと、ともに3バックを組んだDFヤン・フェルトンゲン(34)、DFトビー・アルデルヴァイレルト(32)と息の合った守備について次のように評した。
「ベルギーの黄金性大を代表する3人のセンターバックは、ポルトガルの猛攻を全身で防いだ。彼らは空中戦での競り合いや突破阻止だけでなく、体を投げだす守備まで見せてくれた。ポルトガルは今大会最多のシュート数23本を試みたにもかかわらず、ベルギーが無失点を記録できたのは、ベテランセンターバック三銃士の献身があったからだ」
また、同メディアはフェルマーレンが同試合で記録した空中戦勝利4回、インターセプト2回、クリア5回、ブロック2回の数字を挙げ、「フェルマーレンが最も印象的な記録を量産した」と絶賛。
イギリスメディア『90min』の「(フェルマーレンが)守備陣の中で最も落ち着いていた。リーダーシップも素晴らしく、リーダーの品格を示してくれた」という評価や、ロベルト・マルティネス監督の「守備時の集中力が素晴らしかった。ポルトガルがラインを上げて猛攻撃を展開したときも、彼らは信じられない集中力でピンチを脱した」という称賛も伝えていた。
前へ
次へ