兵役中の元札幌ク・ソンユンがKリーグ2部で“アシスト”を記録!半年ぶりのA代表選出にも言及

元北海道コンサドーレ札幌の韓国代表GKク・ソンユン(26、金泉尚武)が、Kリーグで2シーズン連続の“アシスト”に成功した。

【注目】Kリーグで話題を呼んだク・ソンユンの“6秒アシスト”

現在、兵役のため国軍体育部隊傘下のサッカーチームである金泉尚武(キムチョン・サンム)に在籍しているク・ソンユン。

彼は5月30日に行われたKリーグ2(2部)第14節の全南(チョンナム)ドラゴンズ戦で守護神を務め、今シーズン4回目の出場を果たした。試合は1-1の引き分けに終わったが、金泉尚武の得点につながったク・ソンユンのプレーが注目を集めている。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)金泉尚武でプレーするク・ソンユン

金泉尚武の得点が生まれたのは、両チーム無得点で迎えた後半38分。ク・ソンユンは全南のコーナーキックを直接キャッチすると、相手選手が戻る前に前線めがけて長いパントキックを蹴った。

すると、ボールは走りこんでいたFWオ・ヒョンギュ(20)のもとに転がり、最後は相手GKとの1対1を冷静に沈め、先制ゴールに成功したのだ。ク・ソンユンのキャッチからオ・ヒョンギュのゴールまで、かかった時間はわずか10秒。ク・ソンユンの視野の広さと素早い判断が生んだゴールだった。

その後、金泉尚武はPKで同点に追いつかれ引き分けに終わったが、この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にはク・ソンユンが選ばれた。

「生まれつきの才能はないけど…」

ク・ソンユンは試合後の記者会見で、アシストの場面についてこう振り返っている。

「相手コーナーキックの球質を見て、前に出てキャッチしなければならないと感じた。全南は90分通してボールを支配する試合をするが、こうした状況からカウンターで失点することがある。札幌時代にも似たような形で失点したことがあった。そのような経験があったので、前線の選手に素早くパスをしなければと思った。結果的に有効だった」

ク・ソンユンは昨シーズン、札幌を退団して加入した大邱(テグ)FCでも似たようなアシストを記録している。当時は今回よりもさらに短い“6秒アシスト”だったが、特別な練習はしていないという。

「今回のようなパターンの練習はあまりしていない。全体練習後に残り、キックを正確に打つ練習をすることはある。静止した選手に向かって蹴ったり、動く選手に向かって蹴ったりもする。ほかにも、前線に向かって低く強いボールをける練習をするなど、さまざまな球質のキックを練習している」

また、「(自分にキックの)素質はないと思う」とし、「練習で一生懸命取り組んだことをスタジアムで発揮しようと考えている。生まれつきの才能はない。練習の成果が出て、運も良かったと思う」と謙虚なコメントも残していた。

ク・ソンユンは6月に2022年カタールW杯アジア2次予選を戦う韓国代表メンバーに選ばれた。Kリーグ2から唯一の選出であり、昨年11月の国際親善試合以来、約6カ月ぶりのメンバー入りだ。

(写真提供=韓国サッカー協会)昨年11月のA代表招集時のク・ソンユン

「入隊から試合に出場できるまで空白期間があった。ありがたくも今回の招集に参加することができ、嬉しく思っている。W杯予選であるだけに責任を持たなければならない。最善を尽くす」と意気込むク・ソンユンは、同じポジションの“先輩”との再会を楽しみに七得るという。

「GKのヒョン(兄さん)たちに会いたい。(キム・)スンギュ兄さんや(チョ・)ヒョヌ兄さんは招集のたびによくお会いするが、今回GKが4人だ。キム・ジンヒョン先輩も合流する。僕が本当に尊敬する先輩だ。同じチームでサッカーをできることにとても期待している」

ク・ソンユンも合流する韓国代表は、来月5日にトルクメニスタン、9日にスリランカ、13日にレバノンと対戦する。

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