欧州サッカー連盟(UEFA)が、新型コロナウイルス感染症の影響で中断状況にあるチャンピオンズリーグ(CL)を、来る8月12日から23日にかけてポルトガルのリスボンで再開する計画を立てた。
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6月16日(日本時間)、イギリスメディア『スカイ・スポーツ』など主要な現地メディアは以下のように報じた。
「UEFAは、チャンピオンズリーグの準々決勝、準決勝、決勝を8月にリスボンで12日間のノックアウト方式で行う予定だ。エスタディオ・ダ・ルスとエスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデの2カ所で開催するだろう」
つまり、ワールドカップのように一つの都市で一発勝負で準々決勝から決勝まで行う形式のようだ。この計画は、6月17日のUEFA執行委員会で最終承認される予定だという。
2019-2020シーズンのCLは、新型コロナの影響で今年3月中旬以降から中断している。
CLが“ワールドカップ形式”で残りの試合を消化する可能性が高まるなか、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にもその影響は及ぶかもしれない。
ACLも2月からグループステージを進めていたが、CL同様に新型コロナの影響で中断を余儀なくされた。その後、アジアサッカー連盟(AFC)が声明を通じ、残りの日程(99試合)を縮小せず、正常通りすべて開催することを発表した。
しかし、韓国Kリーグなど一部の国ではコロナ禍でシーズン開幕または再開を果たしているが、大半のアジア諸国は依然として足踏み状態にある。
特に、国家間で新型コロナ対応指針と出入国の状況が異なるため、ホームとアウェーを行き来しながら残りの日程を消化することは不可能なのが現実だ。
結果的に、ACLもCLと同じく中立地での開催を模索している。
AFCの事情に詳しいとある関係者は、「AFC本部があるマレーシアをはじめ、一部の中東諸国など新型コロナ防疫体系が整った国に参加チームが集まり、グループステージから決勝トーナメントまでを行う案が、有力なプランBとして浮上した」と明かした。
そして、「グループステージも一発勝負の形式に縮小する可能性が高い」と見通しを述べた。
ただ、ACL参加チームの間では憂慮の声が多い。中立地での開催となれば、自国リーグの日程に混乱が生じざるを得ないからだ。
予備日が不足しているリーグならば、ACL参加チームの試合スケジュールはたちまちハードなものになってしまうだろう。
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