朝鮮半島の南北両国がともに“挫折”した。
4月17~18日(日本時間)にサウジアラビアで開催されたサッカーU-17アジアカップ準決勝では、韓国がサウジアラビアに1-1(PK戦1-3)、北朝鮮がウズベキスタンに0-3で敗れた。
韓国は前半終了間際にFWオ・ハラム(17、全南ドラゴンズU-18)のゴールで先制したが、後半アディショナルタイムに同点弾を許し1-1で前後半90分が終了。PK戦では2~4番手のキッカーが3人連続で失敗し、決勝進出を逃した。
韓国は準優勝を果たした2023年大会に次ぐ2大会連続の決勝進出、そして2002年以来23年ぶりの優勝を目指していたが、ベスト4で大会を終えることになった。
その後行われた準決勝のもう1試合では、北朝鮮がウズベキスタンに3失点で完敗した。
北朝鮮は前半31分にウズベキスタンの先制を許すと、同40分にDFカン・ミョンボムが2枚目のイエローカードで退場。数的不利の後半は完全にウズベキスタンに主導権を握られ、後半17分と20分に追加点を許し、反撃のチャンスもないまま0-3で試合を終えた。
これにより、U-17アジアカップの決勝は今大会5試合無敗のウズベキスタンと開催国サウジアラビアという顔合わせになった。
韓国と北朝鮮はともに準決勝敗退という結果となったが、グループステージ突破によって、今年11月にカタールで開催されるU-17ワールドカップの出場権はすでに獲得している。
南北両国はいずれも大会終盤まで勝ち残る“旋風”を巻き起こしたが、決勝まで駒を進めることはできなかった。次なる世界の舞台ではさらに成長した姿を見せることができるのか、今後の活躍を期待したい。
(記事提供=OSEN)
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