「日本発のコロナ脅威でACLを再開できない」と韓国紙。日本発でACL時計は止まるのか

日本発の脅威が、アジアの舞台を飲み込む危機に置かれた。

日本は韓国をはじめ、中国、欧州が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために奮闘していた数週間前まで、状況を静観していた国だ。

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2020東京五輪の開催を強行しようと無理を通していたが、結局は感染が拡大しそうな姿を見せている。オリンピックの1年延期が決定して、ようやく本格的な疾病管理に入ったが、最近になって感染者が急増している。

ヴィッセル神戸は「集団感染の可能性」

累積感染者数は4月8日現在、5165人に達し、一日に200~300人ずつ増えている。安倍晋三首相は一歩遅れて、東京をはじめとする7つの地域に緊急事態を宣言したが、「私が責任をとっても解決しない」との無責任な態度で一貫している。

日本の内部では検査数があまりに少なく、実際には政府の発表より感染者がはるかに多いのではないかとの不安も広がっている。

さらに悪いことに、去る2月に韓国を訪問して水原三星とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を行ったヴィッセル神戸で、選手やスタッフから感染者が報告された。集団感染が疑われる状況だ。

今の日本の雰囲気を見ると、他のクラブからも感染者が出る可能性が十分にある。結局のところ、日本のJリーグは5月再開の予定を白紙化し、7月の開幕を検討しているという。

このままではACLの再開は事実上、不可能に近い。

「日本が最も深刻」との声も

Jリーグのクラブは、東アジアのグループリーグの3つの組に含まれている。国境を行き来するクラブ大会は、感染の原因となりうる。下手に試合を強行すれば、日本発の新型コロナが東アジア全域に広がる可能性もあるだけに、ACL再開の時期も遅れるしかない。

もちろん韓国と中国もまだ新型コロナの脅威が残っており、イランやサウジアラビア、アラブ首長国連邦など西アジアリーグも依然として混乱に陥っている。自国のリーグさえ、いつ再開できるのかわからない状況で、ACLを考える余裕まではない雰囲気だ。

アジアサッカー連盟の独断的な判断ではなく、それぞれの国のリーグ、クラブとの協議が必要であるため、仲裁案をまとめるのは容易ではないだろう。

今シーズンのACLは、グループリーグの1~2試合しか進んでいない状況だ。つまり再開されれば、ほとんど最初から始めることになるわけだが、6月以降に再開する場合、12月までに終わらせることは物理的に不可能に近い。

とあるサッカー関係者は「正常通りにACLを消化することは難しいと思われる。新型コロナに対応する国の状況がそれぞれ異なるため、十分に見守る必要がありそうだ。日本が最も深刻であるため、それが最大の急所となりそうだ」と話した。

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