韓国Kリーグの水原三星ブルーウィングスが、“完全体”へ再び準備を進める。
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水原三星は去る3月28日から紅白戦を中継放送し、ファンにその模様を伝えていた。
しかし、“完全体”ではなかった。主な外国人選手は出場せず、韓国人選手だけで2チームが構成されていたのだ。4月4日の紅白戦には、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身FWスレイマン・クルピッチ(29)だけがプレーしていた。
オーストラリア代表FWアダム・タガード(26)やカナダ代表DFドニール・ヘンリー(26)は、代表に招集されるも新型コロナウイルス感染症の影響でAマッチが中止となり、3月21日に韓国へ戻った。
2週間の自己隔離を終えてチーム練習に合流したが、まだコンディションは100%ではない。自己隔離期間に個人練習をこなしていたとはいえ、チーム練習と比べると強度が低くならざるを得ない。すぐに練習試合に臨めるかは未知数だ。
負傷離脱中だったオーストラリア代表テリー・アントニス(26)も復帰の日が近づいている。4月4日の紅白戦では控えメンバーに名を連ねていたが、出場することは無かった。
すでに練習や試合をこなすのに大きな問題はないものの、クラブとしては無理を強いる必要もない。「紅白戦なのだから、まだ無理してコンディションを引き上げる時期ではない」と関係者も話す。
今シーズンから新加入したクルピッチは、チームメイトと連携を深めながらコンディション調整を行っている。ゴールやアシストこそなかったものの、韓国人選手と連携プレーを積極的に披露するなど、まずまずの仕上がりを見せた。
外国人選手の続々の合流で、水原三星は完ぺきな布陣をそろえつつある。彼らはまだトップコンディションではないが、合流によって選手全体の緊張感も一段階向上されたようだ。
アジア・チャンピオンズリーグは一時中断、Kリーグも開幕延期となっているが、再開後の戦いぶりに注目したい。
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