女優のク・ヘソン(39)が自らの精神状態を告白する。
来る5月30日に放送されるチャンネルAのメンタルケア番組『オ・ウニョンの金相談所』(原題)には、ク・ヘソンが出演する。
ク・ヘソンは女優、歌手、作家、監督など様々な分野で活動したが、2020年の離婚後、しばらく便りが少なくなった。彼女はその間、復学して学業に熱中し、最近になって優秀な成績で卒業したことで話題になった。
そんなク・ヘソンは「ペットとの別れが受け入れがたい」と悩みを告白する。彼女は家族のようだった愛犬の“カムジャ”との別れを振り返った。「人は葬儀を行うのに、子犬が死んだからといって、そうはできないではないか」とし、悲しみを抑えて大学に行かなければならなかったと吐露する。
続いて愛犬が去った後、現実感がなく、いなくなったという事実と向き合わなかったと告白。オ・ウニョン博士はペットが亡くなった後の精神的な後遺症を「ペトロス症候群」と説明し、家族を失った喪失感のような感情になると話す。
これに対してク・ヘソンは、実はカムジャだけでなく、4年間に6匹の子犬を見送ったと明かす。「学業という目標があったため、ひたすら悲しみに陥っているわけにはいかなかった」とし、卒業後に気がつくと愛犬たちがこの世を去ったと吐露する。
オ・ウニョン博士は重要な対象の死に接したとき、自然に見える反応で「DABDAリアクション」があると説明。Denial(否定する)、Anger(怒り)、Bargain(駆け引き)、Depression(憂鬱)、Accept(受け入れる)の過程が順に現れるが、ペットを送ったときもこのような反応を見せることがあると話す。さらに「現在、ク・ヘソンは最後の過程であるAccept(受け入れる)の過程に達していない姿を見せている」と分析した。
またオ・ウニョン博士は「人によって差はあるが、普通は2カ月ほどの哀悼期間を持って日常に復帰する」と説明。しかしク・ヘソンは、2年が過ぎたにもかかわらず、依然として別れを受け入れられずにいるように見えると心配した。
これに対してク・ヘソンは「収録の前日まで愛犬の話はしたくなかった」とし、悲しみにむしばまれたくないという思いで、話すことを敬遠したと述べる。これを聞いたオ・ウニョン博士は「悲しみを克服するとき、自分の方式と共に、他の人々と話を交わす必要がある」とアドバイスした。
続いて、ク・ヘソンの人間関係について詳しく確認してみる必要があると話す。
ク・ヘソンの人間関係を確認するためにインタビュー映像を視聴すると、彼女は悲しみを分かち合う友人がいないとし、つらいときに誰かに頼らず、一人で耐えると告白する。ク・ヘソンは「人々と群れるのが好きではないので、人間関係を作るとき、必ず一対一になる」と話し、悲しみを分かち合う友人だけでなく、そもそも少数の人間関係だけを追求するタイプであると明かす。
また、少数の友人とも悲しみを分かち合わない理由について、「悲しみを話せばさらに重くなる感じ」と述べた。これを聞いたオ・ウニョン博士は、愛犬との別れに苦労したク・ヘソンの内面に隠された理由を人間関係から捉え、綿密に暴いたというが…。
ク・ヘソンが出演するメンタルケア番組『オ・ウニョンの金相談所』は、チャンネルAで5月30日に放送される予定だ。
(記事提供=OSEN)
◇ク・ヘソン プロフィール
1984年11月9日生まれ。2002年のCM出演を機に芸能界デビュー。その後本格的に女優としての活動をはじめ、数々の作品を通じて愛くるしい魅力を披露した。特に、2009年に放送された『花より男子~Boys Over Flowers』(KBS)は日本でも大きな反響を呼んだ。その一方で、映画監督や画家、シンガーソングライターとしても活動。才能の尽きない女優として多方面に活躍している。俳優アン・ジェヒョンと2016年5月に結婚したが、2020年7月に離婚が成立した。
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