SEVENTEENがベストアルバムで音楽チャートを席巻しているなか、高すぎるアルバムの価格に対する一部ファンの不満の声も上がっている。
SEVENTEENは4月29日、9年間を振り返るベストアルバム『17 IS RIGHT HERE』をリリースしてカムバックした。
5月9日、所属事務所PLEDISエンターテインメントによると、今回のアルバムは初動(リリースから1週間のアルバム販売量)で296万枚を超え、タイトル曲『MAESTRO』はリリースから4日間の音源ストリーミング再生回数、ダウンロード成績だけで米ビルボードの「グローバル200」と「グローバル(アメリカ除外)」チャートに入った。
また日本のオリコンによると、SEVENTEENの『17 IS RIGHT HERE』は、最新週間合算アルバムランキング(5月13日付:集計期間4月29日~5月5日)の1位に。同アルバムは5月7日に発表されたオリコン週間アルバムランキングでも1位を記録している。
これでSEVENTEENは、日本オリコンの週間合算アルバムランキングで通算12回目のトップを記録し、海外アーティストとしては最多1位の記録を更新した。
ただ、今回のアルバムの価格をめぐって議論が巻き起こったりもした。
『17 IS RIGHT HERE』のデラックスバージョンの価格が約17万ウォン(約1万7000円)を超えて非難が相次ぐと、所属事務所は表記に誤りがあったと訂正する“事件”が発生したのだ。
同アルバムのデラックスバージョンは5月7日午前11時から販売が始まったのだが、販売価格20万4900ウォン(約2万490円)、割引価格17万800ウォン(約1万7080円)と記載されていた。
2枚のCDと写真集、キーリング、フォトカードなどが入った構成だが、「17万ウォンという価格は高すぎる」という不満が殺到。するとPLEDISエンターテインメントは「価格に誤りがあった」と釈明した。公示後に訂正された販売価格は8万3400ウォン(約8340円)、割引価格は6万9500ウォン(約6950円)だった。
PLEDISエンターテインメント側は「このアルバム(デラックスバージョン)はSEVENTEENのベストアルバム発売を記念する意味を込めて、特別な構成の限定版として企画された」とし、「準備過程でベストアルバムの趣旨に合わせて、希少性よりもさらに多くのファンの皆さんが楽しめるように企画の方向性を修正しながら、構成品や価格が変更された」と明らかにした。
続けて「しかし運営上のエラーにより、最終価格ではなく、最初に企画した価格で流通先に誤って案内され、販売ページ内の価格表記にエラーが発生することになった」とし、「この日(5月7日)の17時から販売ページ内の販売価格表記が訂正される予定であり、すでに購買を完了した方々には、各販売先で払い戻し処理および再決済を案内する予定」と伝えた。
それと共に「ファンの皆さんがたくさん待ってくださった大切なベストアルバムと関連した混乱で、ご心配をおかけした点を心より謝罪申し上げる。今後このようなエラーが発生しないよう、内部プロセスを再整備することに最善を尽くす」と付け加えた。
アルバム価格の騒動だけでなく、オンライン上では日本の渋谷でSEVENTEENのアルバムが路上に大量に捨てられている写真が拡散され、ランダムフォトカードやファンサイン会などのイベント応募のためだけにアルバムを大量に購入する問題も浮かび上がっている。
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