プラットフォーム側の“無断編集”を主張、原告の韓国ドラマ監督が控訴へ「クリエイターの権利を守る」

2024年02月21日 話題

ペ・スジ主演ドラマ『アンナ』を制作したイ・ジュヨン監督が控訴すると明かした。

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イ・ジュヨン監督の法律代理人、法務法人シウのソン・ヨンフン弁護士は2月21日、本紙『スポーツソウル』に「控訴する計画だ」と明らかにした。

イ・ジュヨン監督は「最近のクリエイターたちは、資本が主導するシステムの中で仕事をしている。そのシステムが主流になったことに対する憂慮も多いのが実情」とし、「資本の論理の中で、クリエイターが最小限の権利と権限を守ることが、最後に残った創作の最小限の動力だと考える。卵を産むガチョウの腹を切らないでほしい。そのため控訴する予定だ」と伝えた。

先立ってソウル中央地裁は14日、韓国動画配信サービス「Coupang Play(クーパンプレイ)」を運営するCoupang、製作会社コンテンツマップの著作権禁止などに関する訴訟で、イ監督に原告敗訴の判決を下した。

ペ・スジ
(画像=coupang play)ドラマ『アンナ』ポスター

Coupang Play側は、「裁判所は、イ監督が編集方向を検討する十分な時間と資料をCoupangに提供しなかったと指摘した」として、「Coupangが一方的に編集権を侵害したというイ監督の主張は、事実と違うと裁判所が明らかにした」と説明した。

イ監督は当初、『アンナ』を全8話で制作したが、Coupang Playが無断で全6話に再編集して作品を毀損したと2022年9月に訴訟を提起した。

Coupang Playは当時、あらかじめ修正を要請したにもかかわらずイ監督が拒否し、本来の製作意図に符合するよう作品を編集したと反論。公開から1カ月後の8月にディレクターズカット版を公開している。

なお、『アンナ』は些細な嘘がきっかけで、他人の人生を生きることになる主人公ユミ(演者ペ・スジ)の物語。Amazon Prime Videoで配信中。

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