K-POPデュオグループUN(ユーエヌ)出身のキム・ジョンフンが、元恋人を相手に提起した損害賠償請求訴訟で敗訴した。
1月18日、とある韓国メディアによると、ソウル中央地裁・民事90単独は、キム・ジョンフンが元恋人Aさんを相手に、中絶を強要したなどの虚偽事実を流布したとして提起した1億ウォン(約1000万円)相当の損害賠償請求訴訟を棄却した。
キム・ジョンフンは「A氏が妊娠したという事実で何度も脅迫し、連絡を途絶えさせたり、中絶を強要したという虚偽事実を流布したりしてマスコミに情報提供した」と主張したとされる。
先立ってキム・ジョンフンは2019年2月、元恋人Aさんとの私生活スキャンダルで議論となった。Aさんがキム・ジョンフンから受け取る予定であった賃貸借保証金の残金を請求する内容の訴状を提出したのだ。
さらに交際当時、妊娠が発覚したAさんに対してキム・ジョンフンが中絶を強要したとも報じられた。
Aさんの暴露についてキム・ジョンフン側は、「Aさんの妊娠を、知人を通じて知った後、妊娠中の子供が自分の子供だと確認された場合、養育に対するすべての部分で全面的に責任を取ると何度も伝えたことがある。しかし互いの意見の違いで円滑な対話がなされなかった」と説明した。同時に、番組関係者やファンに対して「心から謝罪の言葉を伝える」と頭を下げた。
この騒動でキム・ジョンフンは出演していたバラエティ番組『恋愛の味』を降板。放送活動を中断した。それから2カ月後の2019年4月、Aさんは訴訟を取り下げた。
キム・ジョンフンはその後の2020年、Aさんを相手に1億ウォンの損害賠償請求訴訟を提起した。
しかし今回、裁判所は提出された証拠だけではキム・ジョンフンの「虚偽事実を流布した」という主張を認めることが難しいと判断し、棄却。AさんがSNSに胎児や妊娠検査薬の写真をアップし、キム・ジョンフンについて言及したが、違法行為とは見ることができないと判断したとされる。
一方でAさんは2020年にソウル家庭裁判所に、産まれた赤ちゃんに対する認知請求訴訟を提起し、2022年に赤ちゃんがキム・ジョンフンの子供であることが認められる内容の判決を得た。
なお活動自粛していたキム・ジョンフンは昨年11月に日本でファンミーティングを開催し、復帰の足掛かりとしていた。
■元恋人とのスキャンダルで活動中断となったキム・ジョンフン、日本でファンミ開催
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