TWICE・チェヨンとの熱愛を認めた歌手Zion.T(ザイオンティ)が、これまで隠してきた自己嫌悪を告白した。
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YouTubeチャンネル「Sebasi Talk」には最近、「初公開 Zion.Tの告白、自己嫌悪・自己破壊の果てに学んだ自己憐憫(れんびん)を通して自分を愛する方法」というタイトルの動画がアップロードされた。
この日、講演ステージに立ったZion.Tは「I love me」というフレーズをスクリーンに映し、注目を集めた。
彼は「私は自分の顔も、体も、音楽も全部すごく好きだ。特に目がきれいだ。そして、あごをマッサージする器具も必要ない。僕の体はどうか。すごいでしょう? 音楽もいいでしょう? 僕は好きだ。ヒット曲もいくつかある。調べてみたら結構あった。これからもずっとうまくいくかはわからないけど、とにかく僕は自分が好きだ」と、自らを褒めちぎった。
続けて「今、何を言ってるんだ?と思ったはずだ。でも実際、僕は自分の音楽も顔も、何一つ好きなものがなかった。とても気に入らなくて、情けなくて、耐えられないほどだった。僕をよく知る人は僕のことを完璧主義者だと知っているはずだ。一曲作るのに数百、数千テイクも録るという噂を聞いたことがあるだろう。実際、それってダサい。『7対1でケンカして勝ったらしいよ』みたいな話に聞こえて、全然かっこよくない」と打ち明けた。
Zion.Tは「僕は昔、レコーディングしているときに自分の声があまりにも情けなくて嫌で、横にあった無関係な壁を殴ったことがある。そのとき一緒に作業していた友人がそれを見て泣いたんだ。どれだけ驚いたら泣くんだよ。本当はそんな必要なかったのに。あのときは何でも隠したかった。録音された一小節があまりにも薄っぺらく感じて、隠すためにコーラスを何十重にも重ねた。あまりに貧弱に見えるのが嫌で、どんどん重ねた」と述べた。
また、「そして昔、たまたま機会があってステージに立ったとき、誰かが撮った自分の映像を見た。本当に若い頃で、15、16年前だったと思う。ガリガリの僕が体を大きく使ってバタバタしていて、本当に見たくなかった」と、かつて抱えていた自己嫌悪を吐露した。
さらに「今の僕を知ってる人は共感できないかもしれないが、本当にひどかった。その後ある日、父が運転の仕事をしていたのだが、その車にあったサングラスを盗んでつけてステージに立った。目を見せるのが嫌で、ステージに立つ自分が嫌で。曲がかかっていたのに、まったく動かずにただ立っていた。そうしたら不思議なことに、客席が爆笑したんだ。面白いだろ?」と語った。
そして「何が言いたいかというと、僕は自分を隠すためにずっと何かを重ねてきた。見えないように、バレないように、もっとかっこよく見せようと、もっと素敵に見せようと。でも面白いことに、そんなふうに恥ずかしくて隠しながらも、同時に自分を満たしていたみたいだ。過ぎてから気づいたが、自分を嫌う気持ちで作ったものが、結局は自分を愛する材料になった。最初に言った『僕は自分が好きだ』という言葉、これがいつの間にか嘘ではなくなった」としつつも、「まあ、ちょっとは嘘だけど」と冗談を交えた。
Zion.Tは「かつて鏡を見て『なんだこの顔は』と思ったし、録音を聞いては『なんでこんな声なんだ』と自分を嫌った。ステージで誰かと目が合うと、自分が見破られた気がして怖かった。こんなに自分を嫌って、情けないと感じた分だけ、自分を叱り、殴り、努力して、未熟な方法であがき続けた結果、ゆっくり、すごくゆっくり、やっと自分を少しだけ愛せるようになった。そしてありがたいことに、自分への憐憫が芽生えてから、ようやく周りを見ることができるようになった。周りもみんな同じだった。どんなにうまくいっていて余裕がありそうに見える人も、みんな同じだった」と悟ったと語った。
さらに「もちろんこう言いながらも、僕はいまだにパソコンのハードディスクに何百曲も溜め込んで、気に入らなくて出せずにいる。愛されたいと言いながら、連絡もあまり取れない。ごめんね。きれいな服を着て『今日はいい日だった』と写真をあげたいのに、『ダサいかな?イケてないかな?』と思って『もういいや』となる。僕はいまだにこんなふうだが、こうやって自分と戦いながら、一度くらいは勝ってみたくて、だから今日思い切ってここに立った。こんな大した話でもないけど、勇気を出して話したかった」と、講演に立った理由を明かした。
彼は「これからは、自分を隠すものが不足やコンプレックスではなく、自分がなりたい自分、なりたい姿、送りたい人生になってほしい。それらで覆っていってほしい。そんな意味を込めて、最後に僕が目指す未来について話したい」と語った。
そして最後に、「僕は長く音楽を続けたい。この国はすごく早い。出前を頼めばすぐ来るし、子どもの頃に見た街並みも残っていない。全部新しい建物やコンクリート、テクノロジーで覆われている。僕がいる文化業界も同じだ。ポップカルチャーや流行の価値はよくわかっている。とても価値があるし、尊重している。でもこの市場にも、長く残る素敵な作品や人がもっと増えてほしい。それが僕の夢だ。僕もそうなりたい。もっと長く続けられるように、少しだけ応援してほしい」と、ユーモアを交えつつ締めくくった。
(記事提供=OSEN)
◇Zion.T プロフィール
1989年4月13日生まれ。2011年4月にシングルアルバム『Click Me』でデビュー。2014年9月の『Yanghwa BRDG』や2015年5月の『Eat』などのヒット曲で知られる。2021年のマーベル・スタジオ映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のインスパイア楽曲『Nomad』で、星野源とコラボしたことも。2024年4月、TWICE・チェヨンとの交際を認めた。
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