“過激ショー”への出演をきっかけに、BLACKPINK・リサに逆風が吹いている。
最近、『捜狐(ソフ・ドット・コム)』などの中国メディアは、熱愛中と目されているリサとフレデリック・アルノー氏の不和説を提起した。リサがフランス・パリのキャバレー「クレイジー・ホース」のショーに出演したあと、2人の仲が以前とは違うということだ。
パリの3大キャバレーとされるクレイジー・ホースのショーは、刺激的な内容で知られる。ステージでは美しく鍛え上げられたダンサーたちが果敢な衣装も披露するため、性商品化の議論が絶えないショーでもある。成人を対象にしているだけに露出も多く、リサがステージに立つというニュースは物議を醸した。
実際、2015年に韓国でクレイジー・ホース・ショーが行われた際、映像物等級委員会は「青少年観覧不可(18歳未満観覧禁止)」という判断を下したほどだ。
多くの懐疑的な目が向けられたものの、リサは出演し、SNSでは「また呼んでほしい」と満足感を表わしたりもした。青少年に大きな影響を与えるK-POPアイドルが過激なステージに立ったことが世界規模で反感を買ったなか、特に中国からの反発が激しかった。
その影響か、10月末ごろにはリサの「Weibo」アカウントが強制削除された。米『CNN』、英『BBC』などの海外メディアは「リサの中国SNSアカウントが遮断されたのは、彼女がパリのキャバレーショーに出演したことと関連がある」と分析した。
その後、実際にショーを観覧していたアルノー一家も中国の資本に降伏したようだ。アルノー一家が保有しているLVMHの子会社BVLGARI(ブルガリ)とCELINE(セリーヌ)は、中国の反応を鑑みてリサ関連の掲示物を削除している。
しかし、BVLGARIの社長がSNSの個人アカウントでリサの写真を削除して再び投稿するといった行動を繰り返しているとの情報もあることから、まだ完全な“損切り”ではないと推定されている。
◇リサ プロフィール
1997年3月27日生まれ。本名ラリサ・マノバン。グループ唯一のタイ出身メンバーで、2010年にタイで行われたYGエンターテインメントのオーディションでただ1人合格し、2016年8月にBLACKPINKのメンバーとしてデビューした。ダンスの実力に定評があり、長い手足を生かしたダイナミックなパフォーマンスは圧巻。ステージで見せるクールな姿とは裏腹に、天真爛漫な性格。
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