「あなたに甘いことを言っている人たち、私はそれがすべて嘘だと思う」
【画像】反省しているの?元K-POPアイドルの“扇情的”な衣装
ガールズグループS.E.S.のパダがライブ放送で涙を流しながら家族のようなグループの“妹”、シューに向けて放った言葉だ。
一生続くと思われていたS.E.S.の友情は、シューの賭博議論で大きな危機を迎え、バダによるとシューとは現在、関係が疎遠になったという。それでも未だにS.E.S.の再結成を待つファンがいるため、今回のパダの涙がさらに注目を集めた。
パダは9月15日のライブ放送でファンとコミュニケーションする時間を作ったのだが、「シューに“これじゃない”と思うところがあれば、大切だからこそ言うべきことがある。私一人だけがシューにそんな話をするので、シューと離れてしまった感じがする」と明かした。
彼女は「(賭博)事件があった後、なぜすぐタンクトップを着てはいけないのかを話した。シューは一生懸命生きる姿を見せたくて運動をしたわけだが、私はタンクトップを着て運動しなくてもいいと言った。すると“オンニ(お姉さん)は着るじゃん”と言った。人から正気でないと思われるのではないかと感じて小言を言ったが、シューはそんな私が嫌いになったのだろう。自分が保守的かどうかわからない。苦言を呈したので、かなり疎遠になった」と述べた。
パダはシューの電話に出ないし、メールにも返信しないと言った。その理由について「私もあなたに苦言を呈したくないし、傷つけたくないからだ。だが、それが真実」とし、「あなたが本当に正気を取り戻して帰ってくれば、私よりももっと素敵な人になるだろう。あなたは私とユジン(S.E.S.メンバー)より何倍もかっこいい人だろう」と話した。
続けて「年を取ったのに分別がないということは、責任感がないということだ。あなたは母親だ。自分自身を見つめ直す責任と義務がある。私はあなたのために去った。いや、自分のために去ったのだ、最初は…とても悲しかった」とし、「ある時は正気を取り戻したようだったが、その翌日には“オンニ、なぜ賭博をして問題になったのにタンクトップを着てはいけないのか”と話した。私は話にならないと思った。長袖を着て運動しろと。今、あなたのお尻が引き締められても誰も気にしない。精神が引き締まらないと」と涙を流した。
先立ってシューは2018年、約7億ウォン(約7000万円)台の賭博資金を返さなかった疑いで訴えられた。2016年8月から2018年5月までマカオなどで26回にわたり、数億ウォン台の常習賭博をした疑いで2019年2月に懲役6カ月、執行猶予2年、社会奉仕80時間を宣告された。
さらに賭博資金を貸した債権者がシューの所有する多世帯住宅全体に仮差押えをかけ、借家人に保証金を返せずにいるとして貸与金返還訴訟まで提起されたが、2020年11月に和解して終わった。
それとは別に2018年には常習賭博の議論をはじめ、バスケットボール選手出身の夫イム・ヒョソンとの離婚説まで浮上するなど、スキャンダルが絶えなかった。これは事実ではないことが確認され、夫婦は3人の子供と家庭を守っている。
シューは芸能界復帰のために、それなりに努力もした。2022年4月に放送されたTV朝鮮の『スタードキュメンタリー・マイウェイ』に出演し、常習賭博の容疑で苦しい時間を経験した後に180度変わった日常を公開して注目を集めた。
「私のような境遇の人々を助ける」と決心し、韓国コーチ協会のコーチ資格証過程を踏んだ。初級コーチの資格を取るために勉強を始めたのだ。シューの努力に多くの人々が本気で応援を送った。
しかし3年ぶりにネット配信に復帰すると、露出の高い衣装を着て登場し、大衆の叱責を受けた。胸の部分が開いたその衣装で、扇情性の議論まで巻き起こった。真正性さえ損なわれた。
その上、パダが言及したように、個人SNSに日常を公開するときはタンクトップを着て運動をしたり、ホットパンツを着たりして露出が目立った。これを温かい目で見る人は少なく、パダも心から助言したが、シューは受け入れなかったようだ。
パダは再び文章を残した。9月19日、自身のSNSにS.E.S.活動時代の姿が収められた写真を投稿し、長文を載せた。
公開された文章と写真には、2002年に発売されたS.E.S.の『手紙』という曲の歌詞が含まれていた。「冷たい世の中、涙の中で消した愛より大切だった友情が私の胸に辛い初雪のように残って、ある曇った世の中の下に降る」「その時はあなたをたくさん頼っていた」「Oh my friend. あなたを行かせないから、あなたもよく知っているじゃないか」などの歌詞が書かれている。
また「記憶が変わっていくのは星が散って日が暮れて月が沈む時間のように当然だが、私たちの思い出は手放せない」「私の魂の家はあなたの心に建てたことを忘れないで」など、友人に向けた切ない歌詞が盛り込まれた。パダはハッシュタグを利用して、「スヨン(スヨン)、お姉さんが足りなくてごめんね。いつもあなたを待ってるよ。forever S.E.S.」と付け加えた。
自粛ではなく、まるでセレブとして見られることを願うシューの歩みに、涙で訴えた最年長のパダ。シューのそばにパダのような“姉”がいて本当に良かったが、その思いは届くだろうか。
(記事提供=OSEN)
◇シュー プロフィール
1981年10月23日生まれ。14歳まで横浜で育つ。1997年11月に韓国デビュー、翌年10月に日本デビューを果たした。V6とのコラボ曲『One』を日韓両国でリリースしただけでなく、V6メンバーの井ノ原快彦とドラマや舞台で共演。2002年末にS.E.S.解散後、2010年に元バスケットボール選手のイム・ヒョソンと結婚し、一男二女の母に。だが2016年8月から2018年5月にかけて、計7億9000万ウォン(約7900万円)規模の常習賭博をした疑惑を受け、2019年2月に懲役6カ月、執行猶予2年、社会奉仕80時間を宣告されて自粛。2022年初め、S.E.S.メンバーのユジン、パダの助けで4年ぶりに復帰し、賭博根絶広報大使になるなど、多様な分野で活動している。
■【画像】際どい衣装やダンスまで…“謝罪の場”を「金儲け」に利用したと批判されるシュー
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