契約問題でもめていたSMエンターテインメントとEXOのメンバー3人が劇的に和解した。
6月19日、SMエンターテインメントは公式立場を発表し、「当社とアーティスト3人(ベクヒョン、シウミン、チェン)は虚心坦懐にすべてのイシューを議論する時間を十分に持ち、これまで誤解によって発生した異見を解消し、相互円満な合意に至ることができた」と伝えた。
続けてSMエンタは「当社とアーティスト3人はアーティスト契約関係を認めて維持しながら、一部協議および修正過程を通じて、EXO活動をより活発かつ持続的に展開していく」と明かした。
また、「第3の外部勢力の介入に関して誤解があったことを申し上げる。今回の議論を通じて、第3の外部勢力の介入に関しては当社が誤解した部分があったことを知った」とし、当初の主張を翻した。
そして「当社とアーティスト3人は、ファンの方々をはじめ、3人を除いたEXOメンバーたち、EXOを信じて待ってくださった方々に申し訳ないという言葉を伝え、支持してくださった多くの方々の声援に応えられるよう最善を尽くす」と付け加えた。
先立って6月1日、EXOのベクヒョン、シウミン、チェンは、SMエンタに透明性のある精算資料および精算根拠を要請したが拒否されたため、専属契約の解除を通知することになったと発表した。
彼らはSMエンタとの契約は「奴隷契約」と主張。SMエンタ側は契約に不法なところはなく、EXOメンバーをそそのかした「外部勢力」、つまり「第3者」がいるとの公式立場を発表したりして、大きな議論となった。
真実をめぐる攻防が続き、メンバーと所属事務所の激しい対立が続いたことで、EXO活動に多大な影響が出ると見られた。しかし3人を含めたEXOは、騒動のなかでも6月12日に新曲を発表。さらに来る7月10日には、約3年8カ月ぶりとなるフルアルバム『EXIST』をリリースすると明らかにした。
そんななかで所属事務所とEXOメンバー3人が劇的に和解し、EXOの活動にますます勢いが出る見通しだ。
SMエンターテインメントの公式立場全文は、以下の通り。
◇
こんにちは、SMエンターテインメントです。
以下は当社と所属アーティストのピョン・ベクヒョン、キム・ジョンデ、キム・ミンソク(以下アーティスト3人)の共同立場文です。
最近、当社と当社所属アーティスト3人が異なる立場で公開的な問題提起を続けている状況がありました。これと関連して当社とアーティスト3人は、EXOを応援してくださる多くの方々にご心配をおかけした点について、心より申し訳なく思います。
その後、当社とアーティスト3人は虚心坦懐にすべてのイシューを議論する時間を十分に持ちました。これを通じて、これまで誤解によって発生した異見を解消し、相互円満な合意に至ることができたという点をお知らせできることとなり、うれしく思い、整理された立場を次のように申し上げます。
第一に、当社とアーティスト3人はアーティスト契約関係を認めて維持しながら、一部協議および修正過程を通じて、EXO活動をより活発かつ持続的に展開していくことにしました。
当社はアーティスト3人の考えをすべて傾聴して理解し、それに対する当社の立場も詳細に伝えました。アーティスト3人も心を開き、アーティスト契約に関する当社の立場を理解してくれました。そこで当社とアーティスト3人は相互対等な協議および修正などの過程を進め、今後の関係をさらに強固にすることを約束しました。また当社は、アーティスト3人が各アーティストの個性を十分に発揮しながら、それぞれ新しい姿と方式で活動できるよう応援し、支持することにしました。
第二に、第3の外部勢力の介入に関して誤解があったことを申し上げます。
当社は当初、第3の外部勢力が不当な底意を持ってアーティスト3人に接近しているという情報提供を受け、今回の紛争の主な原因として申し上げた経緯があります。しかし今回の議論を通じて、第3の外部勢力の介入に関しては当社が誤解した部分があったことを知りました。この場を借りて私どもの発表でご心配をおかけした関係者の方々に、申し訳ないという言葉をお伝えします。
当社とアーティスト3人は、ファンの方々をはじめ、3人を除いたEXOメンバーたち、EXOを信じて待ってくださった方々に申し訳ないという言葉を伝え、支持してくださった多くの方々の声援に応えられるよう最善を尽くします。
最後に、今回のことを通じてアーティストたちの個別的な悩みからSM3.0発足にともなう当社の成長方向についても、もう一度考えることができました。当社はファンの皆様の応援に支えられ、一層成長して成熟したSM3.0の未来を描いてみようと思います。当社はSM3.0の変化し、発展した新しい旗印の下、アーティストとの相互協力および尊重をさらに強化し、強固にしていきます。
ありがとうございます。
■「愛子さまも熱狂」と日本メディア。渦中の“EXOベッキョン”、その温かい人柄
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