病気を偽って兵役を逃れようとした疑いをかけられた俳優ソン・ドクホ(30)が、懲役刑の執行猶予を言い渡された。
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5月17日、ソウル南部地裁・刑事9単独(キム・ユンヒ判事)はソン・ドクホに懲役1年、執行猶予2年を宣告し、社会奉仕80時間を命じた。
裁判所は「初犯であり、捜査機関に犯行を自白した点、再検査を通じて兵役義務を履行すると見られる点などを参酌した」と量刑理由を説明した。
先立って検察は、ソン・ドクホに懲役1年を求刑。弁護人なしで、一人で法廷に立ったソン・ドクホは、拘束状態で裁判を受けた。彼は、“兵役ブローカー”のク氏に報酬を支払い、嘘のてんかんを演じ、兵役を減免される目的で兵役診断書の発給を受けたという疑惑をすべて認めた。
検察の公訴事実をすべて認めたソン・ドクホは最終陳述で、「個人的な家の事情で演技活動をしなければならず、ブローカーのク氏に会ったことが誤った選択で、大きな過ちを犯した」とし、「家の事も解決され、機会を与えられるのであれば軍に入隊して兵役義務を全うする」と心境を明らかにした。
1993年5月1日生まれのソン・ドクホは、2018年にイ・チャンドン監督の映画『バーニング劇場版』でデビュー。以降、ドラマ『ホテルデルーナ』『賢い医師生活』『復讐代行人~模範タクシー』『D.P.-脱走兵追跡官-』などに出演した。
来る5月29日に韓国で初放送されるキム・ドンウク、チョン・ウヒ主演のドラマ『有益な詐欺』(原題、tvN)を撮影中だったが、兵役と関連した不正事実が明らかとなって作品からも降板した。
ソウル南部地検と兵務庁の合同捜査チームは2022年12月から3カ月間、てんかん偽装の兵役減免事犯捜査を行い、計137人を起訴した。
その過程で、兵役を減免されたプロバレーボールやプロサッカー選手、VIXX出身のRAVI、ラッパーのnafla、俳優ソン・ドクホらの罪が明らかとなった。
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