兵役中のBTS(防弾少年団)・J-HOPEと関連して、とあるファンがアップする軍隊内での食事写真をめぐって現役兵らが怒っている。
先立って4月から、とあるファンがSNSなどにJ-HOPEが軍隊で食べている「J-HOPEの献立」を投稿するアカウントを作成した。
そのアカウント作成者は、J-HOPEが食べる軍の献立を英語に翻訳して掲載し、海外ファンの好奇心を刺激している。
公開されたJ-HOPEの入隊初日の献立イメージは、573万回に近い再生数と2800回余りのリツイートを記録し、爆発的な反応を得た。
同アカウントには「J-HOPEがしっかりと食べているようで安心だ」「韓国軍隊は良いところだ。たくさん食べて、訓練もうまく乗り越えますように」などの反応があった。
しかし写真が公開された後、各種コミュニティや個人チャンネルには現役兵と推定されるユーザーのコメントが殺到した。
現役兵と見られるとあるユーザーは、「BTS・J-HOPEだけが訓練所で特別な恩恵を受けているのかと思った」とし、「まだ改善すべき点が多いのに、このようなやり方で良いイメージが定着してしまえば、さらに改善が難しくなる。現役兵のことも考えてほしい」と訴えた。
また別のユーザーは「むしろ現実的な写真を載せなければならない」とし、「そうしてこそ兵士の献立に国際的な関心が高まり、献立がさらに良くなる余地が生じるだろう」と指摘した。
他にも「ARMY(BTSファン)たちがJ-HOPEが食べる実際の献立を見れば、びっくり仰天するだろう」とし、「コメントを見ると、最近の軍隊はよくやっているとあり、とても腹が立った」と怒った。
そんな議論を意識したかのように、アカウントの作成者は最近、「当該アカウントは国防部公共データポータルに公開された第36師団の兵営標準献立(国軍疎通サービス“ザ・キャンプ”アプリに公開された献立と同じ)を参考にして献立のイメージを制作する」と書いた。
また、「公開された食品トレーの写真で正確なのは、メニューの情報だけだ。イメージは様々な食べ物の写真を合成してアップしている」と釈明した。
それと共に「誤解が生じないでほしい」とし、「チョン・ホソク(J-HOPEの本名)訓練兵が軍でしっかり食べて元気に過ごすことを願う、ファンの心から運営する」と付け加えた。
なおJ-HOPEは去る4月18日、江原道所在の陸軍第36師団の新兵教育隊に非公開で入隊した。現役軍人として服務中のJ-HOPEは、ここで5週間の基礎軍事訓練を受け、5月末に配置を受ける予定だ。
除隊予定日は2024年10月17日だ。
◇J-HOPE プロフィール
1994年2月18日生まれ。本名チョン・ホソク。2010年にBig Hitエンターテインメント(現HYBE)の練習生となり、2013年にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではメインダンサーとリードラッパーを担当しており、ムードメーカー的存在としても知られている。活動名である「J-HOPE」は、名字であるチョン(英:Jeong)の頭文字の“J”と、希望を意味する英単語の“Hope”を掛け合わせたものであり、「パンドラの箱を開けると底には『希望』だけが残った」というギリシャ神話に由来している。
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