これに対しチャン・ウクとチン・ブヨンはあれほど愛しく恋しく思う相手が目の前にいても気づかない切ない関係になったが、2人に運命的な愛はただお互いだというように、過去に共にした愛の記憶が彼らを繋ぎ視聴者をのめりこませている。
第4話ではチャン・ウクとチン・ブヨンが熱いキスと共に初日の夜を過ごし、2人がいつ互いに気づくのか気にならせる。
コ・ユンジョンがロマンスとコメディーを同時に演じられるという存在感を放っている。
コ・ユンジョンは劇中、ナスクの顔を持つ神秘的な神女チン・ブヨン役を演じ、ハマらざるを得ない絶世の美女のようなビジュアルと多彩な魅力を発散している。
鎮妖(チンヨ)院から脱出するため、一度しか会ったことのないチャン・ウクに「私と結婚してくれる?」とプロポーズする唐突さ、第1話のエンディングでチャン・ウクに抱かれながら「行きましょう。旦那様」と話す愛らしさで視聴者の心を鷲掴みにした。
また、チャン・ウクに先に口づけをする遠慮のない愛情表現はもちろん、痛みに耐える時は「私を殺せない苦痛は結局私を自由にするでしょう」と過去のナクスを思い出させる固い意思を見せ、ドラマの緊張感を高めた。
このように、コ・ユンジョンは明るさとカリスマ性を同時に見せるチン・ブヨンのキャラクターに愛らしさを加え、魅力を最大化させ、今後の活躍に期待が集まる。
チン・ブヨンがソ・ユル(演者ファン・ミンヒョン)と世子コ・ウォン(演者シン・スンホ)と築いていく特別な関係性も注目だ。
ソ・ユルは初めての出会いから見覚えのあるチン・ブヨンに「私たち、どこかで会ったことがあるのかと思いまして」と言う、初恋を思い出させるビジュアルと言葉遣いに妙な既視感を感じる。
しかし、ナクスはすでに死んでしまったため、二度と会えないだろうという思いから気づかずにいるが、繰り返す再会で絡みあい、お互いの至らない行動に目をつぶってあげる仲間として初恋の縁を続けていく。
チン・ブヨンと世子コ・ウォンも興味深い関係性を築いている。
パート1の糞水に続き、パート2の亀が2人の縁のきっかけとなった。
先立って、コ・ウォンとムドクのケミストリーはロマンチックなセリフをコミカルにして、視聴者を笑わせた。
コ・ウォンはすれ違い会うチン・ブヨンと、以前のムドクと同様、彼女の前だけでは本音を伝え、微笑ましい関係を続ける。
ドラマ『還魂』は、架空の国・大湖(テホ)国を舞台に、魂を取り替える“還魂術”で運命をねじられた主人公たちがそれを乗り越え、成長していくファンタジーロマンスで、パーと1は女優チョン・ソミンがヒロインを務め、パート2ではコ・ユンジョンが新ヒロインとして活躍している。
なおドラマ『還魂2』は毎週土日21時10分に放送され、Netflixでも配信中だ。