航空パニック映画『非常宣言』(原題)が、作品のすべてを盛り込んだ「5イニシャル製作記」映像を公開した。
映画『非常宣言』は、史上初の航空テロで無条件着陸を宣言した飛行機と、災難に対抗する人々を描いた作品だ。イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、キム・ナムギル、チョン・ドヨン、イム・シワン、キム・ソジン、パク・ヘジュンと、韓国の人気俳優たちが勢揃いしていることで話題を集めている。
6月29日、『非常宣言』誕生の裏側を撮った「5イニシャル製作記」映像が公開された。この映像は、アルファベットの「A、B、C、D、E」5文字で本作を紹介するというもの。映画のメインである「Actors(俳優)」を筆頭に、「Breathtaking(息をのむ)」「Cannes(カンヌ)」「Director(監督)」「Emergency Declaration(非常宣言)」の5つの要素を豊かに表現した。
今回の映像は、まるで映画に対する短いドキュメンタリーを見ているような印象を与える。
最初の「Actors」は、韓国を代表する俳優たちのキャスティングの裏側が収められている。ハン・ジェリム監督は、「乗客が体験する混乱、恐怖などを描くためには、(150人の乗客役を引き受けた)良い俳優たちの演技に依存せざるを得なかった」と語る。
俳優たちの熱演が『非常宣言』の感情を支配するのならば、「Breathtaking」には見たことのない航空災害の圧倒的没入感に対する話が盛り込まれた。
主演のイ・ビョンホンは、「スタートから、すぐに極度の緊張状態に入り、後半まで継続する」と紹介し、『非常宣言』が伝える生き生きとした現実感と没入度に言及。またキム・ナムギルもやはり「規模に圧倒される感じがあり、大きな画面で見れば本当に良いと思う」と期待感を加えた。
続く「Cannes」には、第74回カンヌ国際映画祭に公式招待された『非常宣言』チームが登場し、全世界の観客とともに楽しんだ感想について伝える予定だ。
2年ぶりに開かれたカンヌ国際映画祭では、韓国作品としては唯一で非コンペティション部門に招待され、閉幕前夜祭の最後のレッドカーペットを飾り、熱いスタンディングオベーションを受けた現地の様子を見せている。
また「Director」のパートでは、『ザ・キング』『観相』を手がけたハン・ジェリム監督の帰還と、彼が映画のリアリティを生かすために綿密に準備したプロセスを、最後の「Emergency Declaration」では、『非常宣言』チームが公開を待ちわびる観客に伝えたい感想を確認することができる。
今回公開された映像で明らかになるように、『非常宣言』はトップ俳優たちの熱演、高い没入度、そして今まで見られなかったテーマとジャンルで、夏映画として破格のスリルと面白さを提供する。
『非常宣言』は8月に韓国公開を迎える。
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