ドラマ『二十五、二十一』で人気を博した俳優ナム・ジュヒョクに学生時代の“いじめ疑惑”が浮上して所属事務所が「事実無根」と強く否定したなか、自らを同級生と主張する人物の文章が再び話題になっている。
先立って6月20日、とある韓国メディアはナム・ジュヒョクと中学、高校の同級生というA氏の情報提供を受け、ナム・ジュヒョクの学校暴力疑惑を報じた。
A氏は「中学、高校の6年という間、校内暴力を受けてきた」とし、「ナム・ジュヒョクは不良グループと一緒に付き合い、そのグループにいじめられたのは一人や二人ではなかった」と主張した。
続けて「そのグループは15人ほどで、その一人がナム・ジュヒョク」とし、「給食時間に体を押して割り込みをするのは日常で、悪口を言いながら殴るのも毎日のように起こること」と説明した。さらに「売店でパンを買ってくるように命令する、通称“パンシャトル”も頻繁に行われ、後ろの席でシャープペンの芯を投げるなど、屈辱的な行動をした」と付け加えた。
A氏は「そんな彼が純粋な男性主人公の表情でテレビに出てくると、6年間という屈辱的な歳月が再び思い浮かぶ」と訴えた。
疑惑が浮上すると、所属事務所マネジメントSOOPは同日、公式立場を通じて「俳優に関連事実を確認した結果、該当内容のすべてがまったく事実でないことを確認した」と否定した。
さらに所属事務所側は「今回の虚偽報道により俳優の名誉を深刻に毀損した責任を問い、該当メディアを相手に迅速に言論仲裁委員会に訂正報道申請などをする予定」とし、「最初に報道をした該当メディアの記者および匿名の情報提供者を相手に刑事告訴する」と強硬な対応を予告した。
そんななか、昨年2月にオンラインコミュニティに投稿された中学の同級生というBさんの文章が再び注目を集めている。
Bさんは「中学校時代、ナム・ジュヒョクとペアだった」とし、「ほとんど寝ていた。スポーツ刈りで背がすごく高かった。純粋で優しい友人として記憶している」と振り返った。
また「同級生たちに“ナム・ジュヒョクは同じ学校だった”と言っても、誰も覚えていない。バスケットボール部で、授業をあまり受けなかった。自分が知る限り、一般学生の知り合いはいなかったようだ」と付け加えた。
いじめ疑惑が浮上したことで、A氏とは真逆といえる“思い出”を持つBさんの文章が注目を集めている状況だ。
いずれにしても所属事務所が疑惑を強く否定しただけに、今度はA氏側の動きを見守るしかなさそうだ。
◇ナム・ジュヒョク プロフィール
1994年2月22日生まれ。韓国・釜山出身。2014年のドラマ『インヨ姫』で俳優デビュー。ドラマ『恋するジェネレーション』『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』『ハベクの新婦』などで主演を務め、2018年には映画『安市城 グレート・バトル』でスクリーンデビューを果たした。最近作にドラマ『まぶしくて-私たちの輝く時間-』『スタートアップ:夢の扉』『保健教師アン・ウニョン』『二十五、二十一』など。
■ナム・ジュヒョク、「みんなに笑われた」高校時代のエピソード
前へ
次へ