映画『The Witch/魔女』の続編となる『魔女 Part2. The Other One』(以下、『魔女2』)が、さらに拡大された世界観と超現実的なアクションで前作と差別化を図り、韓国型スーパーヒーローと新たなユニバースの誕生を知らせる。
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『魔女2』は、荒廃した秘密研究所で生き延びて世の中に出てきた1人の少女を、それぞれの目的を持つ勢力が追うことで繰り広げられる物語だ。今回は1408対1の競争率を勝ち抜いたシン・シアが主人公役を演じる。
世の中と隔離された秘密研究所「アーク」が破壊され、唯一の生き残りである少女(演者シン・シア)が研究所の外に出てくる。少女は積もった雪の上に血の足跡を残しながら、目的地もなく歩き続ける。
少女の行方を追う責任者のチャン(演者イ・ジョンソク)は、魔女プロジェクトの創始者であるペク総括(演者チョ・ミンス)を訪ねて少女が居なくなったことを明かすと同時に、彼女を疑いながら様子を探る。
序盤の静かな雰囲気は、少女がキョンヒ(演者パク・ウンビン)に出会うことで急変。隠していた少女の絶対的力が明らかになり、超現実的なアクションが幕を開ける。キョンヒは自分を助けてくれた少女の面倒を見るが、まもなく少女の特別な力が色んな人に発覚されることで少女を狙う人々が集まってくる。
『魔女2』で披露される少女の能力は、前編のク・ジャユン(演者キム・ダミ)に比べてかなりレベルアップされた。少女は最小限の仕草で最大値の攻撃力を発揮する。目つきと手振りで相手を壊滅させる“化け物のような”設定だ。
『魔女2』のハイライトは、花火とともに繰り広げられる終盤30分の大規模アクション。複雑に絡み合った人物たちの関係をはじめ、観客がびっくりするであろうキャラクターも登場する。前編との連続性は存在するが、前編を見なくても十分楽しめる。
特に今回はエンディングクレジットの後に出てくるポストクレジットシーンにも注目だ。今後制作されるシリーズの物語と、イ・ジョンソクがただの特別出演ではないことを暗示している。
『魔女2』は、ク・ジャユンと少女の誕生過程と、アークの責任者チャンとチョ・ヒョン(演者ソ・ウンス)の悪縁、ペク総括とチョ・ヒョンの関係、新しく登場する上海の集団など、多くの疑問を残す。パク・フンジョン監督によると、最強キャラクターはまだ出てもいないとか。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のような「魔女ユニバース」の拡大を狙うパク・フンジョン監督の野望がうかがえる作品となっている。
『魔女 Part2. The Other One』は、6月15日韓国公開。上映時間137分。
(記事提供=OSEN)
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