チャン・ジェウォン議員の息子で、ラッパーのノエル(NO:EL、本名チャン・ヨンジュン)が再び問題を起こした。無免許運転をして事故を起こし、飲酒測定を要求する警察に暴行して現行犯逮捕されたのだ。
【注目】韓国の議員が「性売買・飲酒運転・兵役不正」の放蕩息子のせいで窮地に
警察によれば、去る9月18日22時30分頃、ソウル瑞草(ソチョ)区でノエルはベンツを運転して接触事故を起こした。通報を受けて出動した警察官がノエルに飲酒測定と身分証明を要求したが、ノエルはそれを拒否し、最終的に警察官に暴行を加えたという。
ノエルは、道路交通法上の飲酒測定拒否と無免許運転、公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕された。
彼は翌日の9月19日、SNSに「なんとも申し上げる言葉がない。私が受けなければならない罪は受け入れ、もう少し成熟した社会構成員になれるように努力する。すべてのファンと私のせいで被害を受けた多くの方々に、本当に申し訳ない」と謝罪した。
ただ、ノエルに対しては冷たい視線だけが集中している。
9月20日、オンラインコミュニティ「DCインサイド」のヒップホップギャラリー利用者たちは、ノエルの歌謡界引退を求める声明文を発表した。
彼らは声明文を通じて、「ノエルは限定されたスタイルではない、様々なジャンルを消化する能力を見せて愛されたが、2度の飲酒運転でファンに大きな失望を抱かせ、ヒップホップ界の名誉を失墜させた。これ以上、ノエルが崇高なヒップホップ精神を汚すことを許すことはできないため、自らヒップホップ界から出ていくことを願い、捜査・司法機関は法と原則に従ってノエルを一罰百戒してくれることを強力に要求する」と訴えた。
その声明文に言及されているように、ノエルが醸した物議は一度や二度ではない。
まず2017年2月に放送されたMnetのラップサバイバル番組『高等ラッパー』出演当時、SNSを通じて性売買を試みたという疑惑が浮上し、番組から降板した。
その後、2019年9月には、泥酔状態で車を運転してオートバイと衝突事故を起こした。ノエルは当時、運転者をすり替えようとしたりもした。その容疑で起訴されたノエルは、懲役1年6カ月、執行猶予2年を宣告された。
当時は父親であるチャン・ジェウォン議員が「父親として言葉にできない悲惨な心情だ。頭を下げて謝罪する」と、息子の事件についてコメントしたりした。
しかし今年2月、ノエルは釜山(ノエル)市の道路を泥酔状態で歩き、停車していた車のサイドミラーを腕で押しのけ、その車の運転手と喧嘩になる事件があった。その事件は検察に送致されたが、最近になって“公訴権なし”で終結した。
当時も所属事務所側は「議論を巻き起こしたことについては本人も反省している」「ノエルは議論に対する叱咤を受け入れ、これから一層成熟した姿をお見せするために努力する」などと伝えていた。
そして今回の無免許運転や暴行での逮捕だ。執行猶予期間の事件だけに、実刑の可能性まで議論されているが、はたして。
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