私生活問題でTHE BOYZを脱退したチュ・ハンニョンをめぐって、彼のSNSアカウントをメンバーたちがフォロー解除していることがわかった。
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THE BOYZの所属事務所ONE HUNDREDのチャ・ガウォン会長は6月18日に報道資料を通じて、「最近、当社所属アーティストおよび構成員に関連するさまざまな状況により、ファンの皆様と大衆の方々に大きな心配をおかけした点、心よりお詫び申し上げる」と謝罪した。
また、「アーティストと構成員の私生活と態度に対する管理が不十分だった点を謙虚に受け止めている。今回のことを通じて、当社の責任を重く認識し、深く反省する」とし、事務所内における倫理意識向上および内部システムの改善を約束した。
事務所会長が直々に謝罪するという異例の事態の背景には、チュ・ハンニョンをめぐるスキャンダルの波紋がある。
チュ・ハンニョンは今月16日、「個人的な理由」で突然の活動休止が発表された。そのわずか2日後の18日、日本で元AV女優の明日花キララと私的に会い、親密なスキンシップを交わしたとされる内容が報じられ、たちまち騒動となった。一部の韓国メディアが性売買疑惑まで提起するほどだった。
結局、同日18日にOND HUNDREDはチュ・ハンニョンのTHE BOYZ脱退および専属系や解除を発表した。チュ・ハンニョン本人も19日未明にインスタグラムで直筆の謝罪文を投稿したが、「知人とともにしたお酒の場で同席し、その場にいたことは事実ですが、記事や噂に出ている性売買やその他いかなる違法行為も一切行っておりません」と一部の疑惑はきっぱり否定した。それでも、彼に対するファンの信頼はすでに崩壊している。
そんななか、最初にTHE BOYZとの“関係解消”に動いたのは、コラボを進めていたブランド側だった。
グローバルキャラクターブランド「エスターバニー」は6月18日、THE BOYZとのコラボ展示会「Love Yourself -私を探して(Finding Me)」の開催中止を突如発表し、「予期せぬ外部の状況により熟考を重ねた結果、誠に残念ながら開催を中止せざるを得なくなりました」と説明。チケットを全額返金する旨も伝えた。業界では、「アイドルのブランドイメージが、もはや“これ以上ともにできない”段階まで揺らいだ証拠」との見方も出ている。
また、THE BOYZのファンの間で「THE BOYZの公式アカウントやメンバーたちがチュ・ハンニョンのインスタグラムをフォロー解除した」との情報が拡散され、“グループ内での関係断絶”の様相が広がっている。これもやはり、チュ・ハンニョンに対しメンバーたちが信頼を失った証と受け取られている。
騒動は警察による捜査段階へと広がっている。19日、とある市民は国民申聞鼓(韓国の行政苦情受付サイト)を通じてチュ・ハンニョンを告発し、ソウル江南(カンナム)警察署・女性青少年課の女青捜査4チームに事件が割り当てられた。
告発者は「これは単なる私生活スキャンダルではなく、芸能産業の構造的な問題だ」と主張。性売買あっせんなど行為処罰法違反の有無だけではなく、所属事務所の元プロデューサーが関与した可能性に対する捜査も求めた。同氏は「青少年に夢を伝えなければならないアイドルが性売買に関与したという疑惑は、決して個人の逸脱に縮小できない」と強調した。
実際、先に報道された内容によると、チュ・ハンニョンが日本滞在中に性売買をした後、報酬を支払ったとされる疑惑に加え、証拠が提示されたことで「性売買を認めた」とする報道も存在している。
事務所側は「残ったメンバーが動揺せずに活動できるよう全面的な支援を惜しまない」としているが、一部では「単なる一人の脱退で収束する問題ではない。グループ全体のイメージと今後の活動にも深刻な影響を及ぼすだろう」との見方が出ている。
アイドル産業の倫理性とシステム全体への問いかけにまで発展した今回の事件。チュ・ハンニョンのスキャンダルは単なる個人の逸脱ではなく、グループ、ブランド、業界全体に致命的な波紋を残している。
(記事提供=OSEN)
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