女優ユン・ソジョンさんがこの世を去ってから、早くも8年の歳月が流れた。
ユン・ソジョンさんは2017年6月16日、享年72でこの世を去った。当時、風邪が悪化して肺炎で入院していたところ、突然の敗血症を併発し、帰らぬ人となった。
同年6月20日には、ソウルの劇場街・大学路(テハンノ)にあるマロニエ公園で、多くの俳優仲間や演劇関係者らが集い、最後の別れを告げる演劇人葬の告別式が執り行われた。弔辞は女優キル・ヘヨンが読み上げ、親友のソン・スクが追悼の言葉を述べたほか、ミョン・ゲナム、ユン・ソクファ、シン・ウジョン、シン・ソユルらも参列した。
ユン・ソジョンさんは1961年に舞台女優としてデビューし、翌年には韓国TBSの第1期公開タレントとしてテレビにも活動の場を広げた。その後、ドラマ『別れ、そして愛』『仕事と愛』『ルル姫』『私の娘コンニム』『清潭洞〈チョンダムドン〉アリス』『結婚の女神』『嵐の女』などに出演し、幅広い役柄を演じてきた。
豊かなフィルモグラフィーの中でも、1997年の映画『オルガミ~罠』での演技は、とりわけ強烈な印象を残した。本作で彼女は、チェ・ジウ演じるスジンの姑・ジンスクを怪演。息子に執着する演技は、現在でも語り草となっているほどだ。
演技への情熱が人一倍強かったユン・ソジョンさんは、第16回・第19回東亜演劇賞、第31回百想芸術大賞・人気賞、第38回大鐘賞映画祭・助演女優賞、第17回イ・ヘラン演劇賞、第3回大韓民国演劇大賞・演技賞など、数々の栄誉に輝いた。
なお、ユン・ソジョンさんの夫で俳優だったオ・ヒョンギョンさんも、彼女の死から6年後の昨年3月1日、静かにこの世を去った。
(記事提供=OSEN)
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