性接待の強要を主張して突然この世を去った女優チャン・ジャヨンさんの元所属事務所の代表が実刑を宣告された。
8月20日、ソウル中央地裁・刑事控訴4-1部(部長判事チャン・ジジョン、オム・チョル、イ・フンジェ)は、2012年にイ・ジョンゴル議員(当時)の名誉棄損裁判で偽証した容疑で起訴されたチャン・ジャヨンさんの元所属事務代表キム氏に、懲役1年6カ月を言い渡した。
裁判所は逃走の可能性があるとして、キム氏を法廷拘束した。
先立って行われた1審では、キム氏の容疑の一部が無罪と判断され、懲役4カ月、執行猶予1年が宣告されたが、2審では容疑をすべて有罪と判断した。
裁判所は、キム氏が裁判で証言した当時、「チャン・ジャヨンさんに暴行していない」「航空料を自分が負担した」といった趣旨で主張した5つの偽証容疑をすべて有罪と見た。
裁判所は「キム氏は企画会社を運営し、その内幕を誰よりもよく知っていたにもかかわらず、自分の責任を回避し、事件を縮小・隠ぺいすることに専念した」と指摘した。
キム氏は裁判で、チャン・ジャヨンさんが亡くなった後にコリアナホテルのパク・ヨンフン社長が誰なのか知ったと話し、TV朝鮮のパン・ジョンオ元代表との席に故人を同席させていながら、偶然会って挨拶だけして帰ったと証言するなど、偽証の容疑をかけられた。
なおチャン・ジャヨンさんは2009年3月、起業家や大手新聞社関係者、芸能事務所関係者らに性的暴行を受けたと暴露して突然この世を去った。享年29歳。彼女は加害者のリストを残しており、韓国芸能界を揺るがす特大スキャンダルとなったが、調査もまともにされず、真相が明らかになることはなかった。
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