自分を『梨泰院クラス』主人公に喩えた政治家に怒りの声「作品を汚さないで」

2020年04月08日 話題 #韓国ドラマ

俳優パク・ソジュン主演の大人気ドラマ『梨泰院(イテウォン)クラス』が、韓国の第21代国会議員選挙に関するトラブルに巻き込まれた。

「未来統合党」の党内選挙に不服として無所属で出馬したホン・ジュンピョ候補が、ドラマでパク・ソジュンが演じた主人公パク・セロイをもじった「ホン・セロイ」と名乗って広報に使用したためだ。

【注目】『梨泰院クラス』パク・ソジュンの七変化が凄い

ホン候補側は、4月5日から若者向けの広報戦略としてドラマのストーリーや似顔絵を活用した広報を続けている。

劇中のパク・セロイが「幼少時代に悔しい思いをし、飲食業界の大物になる」と復讐を誓い、ついに夢を叶えたことを用いて、ホン候補も幼少時代に父親が濡れ衣を着せられ悔しい思いをするのを見て、検事の夢を抱いたとしている。

それに対してネット民たちは「梨泰院クラスを汚さないで」「原作者とパク・ソジュンが大泣きするかも」「ホン・セロイって…それはないわ…パク・セロイのファンたちよ、投票で裁こう」といったコメントを寄せた。

また、「著作権の同意は受けて作ったんだよね?」「侮辱罪および著作権違反で処罰できそう」「原作者に著作権料は支払ったのか」という声も見受けられる。

今までホン候補が見せた「本当の顔」を知っている人々にとって、彼が自分を「パク・セロイ」に例えるのはあまりにも荒唐無稽な話だ。

彼は過去に数回も暴言を吐いて炎上しただけでなく、強姦謀議、セクハラ発言などが問題になったこともある。

大統領選に出馬した2017年には、自伝に書かれた内容が問題になった。その内容とは、「下宿先で一緒に住んでいた友人が片思い中の女子生徒とピクニックに行くと言うので、興奮剤を手渡した。その友人はピクニックの後、女子生徒を居酒屋に連れて行き、興奮剤を飲ませることに成功。ラブホテルまで連れて行ったが、いざ服を脱がせようとしたら、相手の目が覚めて失敗した」という過去のエピソードだった。

ホン候補は高麗(コリョ)大学法学部行政学科出身で、1982年に司法試験に合格した。大学時代に行ったいたずらが強姦未遂の犯罪ということを、検事になってから悟ったと告白しているが、法学部生の行動にしてはあまりにも軽率すぎる。

性差別発言も1度や2度ではなかった。 失言というより、底意に近い。

ホン候補は2017年、YTNニュースのインタビューで「皿洗いはするのか」と尋ねられると「皿洗いを(男が)どうして… 私は家で家内にこう言っている。男がすることがあって、女がすることがある。 それは天が定めたことだから、女の仕事を男にやらせてはいけない」と堂々と語り、世間の批判を浴びた。

また、2017年12月には、リュ・ヨへ元自由韓国党最高委員がホン候補の女性卑下発言を暴露した。リョ氏によると、「女は静かに座っているべきで、夜にだけ使うもの」と発言したという。

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