俳優ヒョンビンが主演を務め、韓国で大ヒット中の映画『ハルビン』が、日本含む世界117カ国で公開されることになった。
【写真】ヒョンビン妻ソン・イェジン、『ハルビン』を笑顔で応援
韓国で昨年12月24日より上映中の『ハルビン』は1909年を舞台とし、一つの目的のためにハルビンへと向かう人々と、これを追う人々の息詰まる追跡を描いた作品だ。
『愛の不時着』などで知られる俳優ヒョンビンが、日本の初代内閣総理大臣・伊藤博文を殺害したことで日本では「テロリスト」、韓国では「英雄」として知られる主人公・安重根(アン・ジュングン)役を演じるほか、伊藤博文役をリリー・フランキーが演じている。
ほかにも、パク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、イ・ドンウク、パク・フンといった俳優が出演している。同作は、映画『インサイダーズ/内部者たち』『麻薬王』『KCIA 南山の部長たち』などをともに手掛けてきたウ・ミンホ監督と制作会社ハイブメディアコープが再び意気投合した作品としても注目されている。
そんな『ハルビン』は、アメリカや日本、フランス、台湾、オーストラリア、スペインなど世界117カ国で販売された。
海外各国ではすでに上映がスタートしており、昨年12月25日のアメリカとシンガポールを皮切りに、アメリカでは今年1月3日より拡大公開されているほか、今年1月1日よりインドネシア、1月2日よりマレーシアで上映中。このほか、来る1月23日よりオーストラリアとニュージーランド、1月29日より台湾での公開が確定している。
上記以外の国でも、順次上映日が決定する予定だ。何より、韓国特有の特殊性に起因した歴史映画が世界117カ国に販売された事実だけでも興味深い。
『ハルビン』の配給会社であるCJ ENMの海外配給担当者は、「ウ・ミンホ監督の新作に対する期待感、ヒョンビンなどトップ俳優が出演した点、トロント国際映画祭など海外の著名な映画祭に招待され、作品性を認められた点などが、海外のバイヤーを魅了したと思う」と伝えている。
なお、『ハルビン』は韓国国内において昨年12月15日以降から23日連続で前売り率1位を記録しているほか、上映開始後は15日連続で一日の観客動員数1位を継続。累計観客動員数は1月7日時点で約377万人と400万人到達目前としており、大ヒットを続けている。
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