この顔、最近、ドラマや映画でよく見るのではないだろうか。名前をキム・シンロクという。彼女は今年1年でなんと6作品を通じて観客と出会っている。
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キム・シンロクは、演劇、映画、ドラマ、そしてバラエティ番組まで、さまざまなメディアで確実に存在感を示してきた。ただ単に多くの作品に出演する役者ではない。彼女は、各作品ごとにまったく異なる顔を見せ、演技の幅を広げている。
最近公開されたNetflixオリジナルシリーズ『戦、乱』では、正義の戦士ポムドンを演じ、アクションキャラクターの枠を超えた内面の葛藤演技を表現。強烈なアクションとともに、複雑な感情を見事に消化した。
武器を片手に戦場を横断しながら強靭さを示しているが、同時にキャラクターの内面の苦悩と信念を表現する演技は、視聴者たちに深い印象を残すに十分だった。
キム・シンロクはインタビューで「ポムドンは、自分の信念のためにすべてを賭ける人物で、その心理的、肉体的な闘争を表現することが重要だった」と語っている。
10月25日に公開されたNetflixオリジナルシリーズ『地獄が呼んでいる シーズン2』でも活躍している。
彼女は『地獄が呼んでいる』シーズン1でパク・ジョンジャを演じた。パク・ジョンジャは、使者たちに地獄へと連れ去られるキャラクターだ。キム・シンロクは、抗えない恐怖の中で無力さを感じるパク・ジョンジャを演じ、強烈な印象を残した。
『地獄が呼んでいる』シーズン2でのパク・ジョンジャの演技は、まさに恐怖と混乱そのものだ。パク・ジョンジャは復活後、最初の場面で混乱した表情で世界を見つめ、まるで夢と現実の境に立っているかのような感覚を与える。
キム・シンロクは不安定な動作と言葉遣いで、復活した者が感じるであろう混乱を強烈に表現した。特に、本やメモで埋め尽くされた部屋で、パク・ジョンジャが地獄で体験した記憶を辿るシーンでは、怒りと恐怖、無力感を繊細に表出し、パク・ジョンジャが経験する心理的な圧迫感と疑念がヒシヒシと伝わり、観るものを恐怖で凍らせる。
さらに、キム・シンロクは微妙な表情の変化や息使いで感情のディテールを表現し、パク・ジョンジャが現実と地獄の間で迷い続ける姿をリアルに伝え、共感を呼んだ。
このように、キム・シンロクは作品ごとに異なるキャラクターを演じながらも、そのキャラクターが持つ感情の深さを見逃さない点で、多くの人々から注目を集めている。
また、2024年はグローバルでも注目を浴びた年でもある。彼女は、マリ・クレール・アジアスターアワードで「ビヨンド・シネマ賞」を受賞し、その卓越した演技力が認められた。
演技の天才キム・シンロクが、今後どのような新しい役を通じて自身の演技の幅をさらに広げ、彼女が演じるそれぞれのキャラクターが、どのような感情の深さと物語を伝えるのか、期待が高まる。
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