元恋人との“行為”を同意なしで撮影した容疑で起訴された元アイドルが反省文を提出し、善処を訴えた。
10月24日午前、ソウル西部地裁・第1刑事部では、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなどを利用した撮影・頒布)容疑を受けている元アイドルAの控訴審が開かれた。
A側は同日、撮影した映像を外部に流出する意思はなかったという点、初犯であるという点、今回の事件で両親が大きな衝撃を受けた点を並べ、善処を訴えた。
続いて、A本人が書いた反省文では「私の誤った行動に対しては一寸の弁解もなく、謝罪申し上げる」とし、「自責する両親を見て、二度とこのような行動をしないと誓った。被害者の方には本当に申し訳ない」と頭を下げた。
Aは2022年7月から昨年5月にかけて、当時交際していた女性との性行為、身体の重要部位などを18回撮影した疑惑を受けている。
Aは元恋人に眼帯を着用しての行為を勧め、無音カメラアプリで密かに撮影するという手口で犯行に及んだことが確認されている。また昨年7月には、ソウル江南(カンナム)区のある居酒屋で出会った女性が、下着のみの状態でベッドに横たわっている姿を撮影した疑いも受けている。
ソウル龍山(ヨンサン)署は昨年9月に書類送致し、ソウル西部地検は昨年12月に性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなどを利用した撮影・頒布など)疑惑で不拘束起訴された。
一審で裁判所は、Aに対して懲役1年6カ月を宣告するとともに、40時間の性暴力治療プログラム受講、3年間の児童青少年/障害者関連機関での就職制限を命じた。
宣告後、Aは逃走が憂慮されるという理由で拘束されてもいる。裁判所は「違法撮影犯罪は被害者に性的羞恥心を引き起こし、撮影物が流布された場合、取り返しのつかない被害が加わる恐れがある」として、「被害者の性的自己決定権の侵害度が非常に重い」と量刑の理由を明らかにした。
その後、Aは一審の判決を不服として控訴状を提出した。
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