俳優イ・ソンギュンが3度目の取り調べを受けた。
仁川(インチョン)警察庁・麻薬犯罪捜査係は最近、麻薬類管理に関する法律上の大麻・向精神薬を使用した容疑を受けているイ・ソンギュンを被疑者として召喚し、23日10時から24日5時まで約19時間にわたって取り調べを行った。イ・ソンギュンの取り調べは今回で3回目だ。
原則として深夜(21時~6時)の取り調べは禁止されているが、事件の性質上、避けられないケースであれば被疑者の同意を得て行われることもある。
23日に仁川論峴(ノンヒョン)警察署に到着し、報道陣の前に立ったイ・ソンギュンは「もう一度、多くの方々にご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げる。今日の取り調べでの質問に誠実に答えるようにします」と頭を下げた。
続いて、報道陣から「麻薬投薬の疑いは認めますか」という質問が飛ぶと、イ・ソンギュンは「調査で誠実に答える」と回答。「麻薬だとは知らなかったという趣旨の発言を続けているが、依然として同じか」という質問にも、「それもまた事実通り申し上げます」と言葉を慎んだ。
その後、19時間にわたる取り調べを経て、再び報道陣の前に姿をあらわしたイ・ソンギュンは、「少し遅れた感があるが、今日、(恐喝事件の)被害者として告訴人調査まで終えた」とし、「警察がよく判断してくれることを願う」と話した。
なお、イ・ソンギュンは先の2度の取り調べで、「遊興施設の女性室長Aが私を騙し、薬を渡してきた」「麻薬だとは知らなかった」という趣旨の主張を繰り返し、犯行の故意性を否認したと伝えられた。さらに、尿を利用した簡易試薬検査、毛髪精密検査をはじめ、脇毛など追加採取した体毛からも、陰性が出たことが分かっている。
警察は今回の3次調査で確保したイ・ソンギュンの陳述内容を分析し、あらかじめ確保した証拠物と合わせてみたあと、送検するか否かを決める方針だ。
◇イ・ソンギュン プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。
(記事提供=OSEN)
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