麻薬投薬の疑いで立件された俳優イ・ソンギュンが通った“超高級クラブ”の実体が明らかになった。
10月24日、本紙『スポーツソウル』の取材の結果、その遊興施設はソウル江南(カンナム)のG店だ。いわゆる「テンプロ」(「上位10%」という意味で超高級クラブを指す)と呼ばれ、メンバーシップ会員制で運営される超高級クラブだ。
パンデミック後、遊興業界の不況が続き多くの店が消えたが、G店は一般人には出入りさえ難しい“上位1%”のクラブに分類される。
遊興業に精通したある関係者は同日、『スポーツソウル』に「イ・ソンギュンが行くと知られた店は、座れば1000万ウォン(約100万円)以上も出る」とし、「もし男性2人で訪問すれば4時間、女性が接客する構造だ。一人当たり100万ウォン(約10万円)」と明らかにした。
続いて「財力のある人々が訪問すれば女性4~6人が接客する。そうすると、お酒もたくさん飲むことになる。洋酒17年産基準で120万ウォン(約12万円)であり、高級酒であるほど金額が倍になる」とし、「そんな基準で室長や男性従業員に与えるチップまで勘案すれば、少なくとも1000万ウォンはかかる。自然にVIPだけで運営される店だ」と説明した。
さらに「このような遊興施設に従事する女性は概して容貌が優れている。芸能界と関連のある人たちが仕事をする場合もある」とし、「その店は遊興業界の関係者にはかなり有名なところ」と耳打ちした。
先立って10月23日、仁川(インチョン)警察庁・麻薬犯罪捜査係は麻薬類管理に関する法律違反の疑いで、イ・ソンギュンを内偵対象者から被疑者に切り替えた。警察は捜査過程で、イ・ソンギュンが複数の麻薬類を投薬した手がかりをつかんだという。
イ・ソンギュンは今年初めから知人の紹介で知り合った遊興施設の女室長(20代)の自宅で、数回にわたって大麻などの麻薬を投薬した疑いが持たれている。
◇イ・ソンギュン プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。
■超高級クラブ、ケタミン、「大きいなもの」…深刻さが増す、イ・ソンギュン麻薬疑惑
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