違法薬物容疑が持たれている俳優イ・ソンギュン(48)が、脅迫相手に支払った大金はどこから出たものだったのか。
11月7日、元芸能記者イ・ジンホが運営するYouTubeチャンネルでは「3億5000(万ウォン)を借りたか?イ・ソンギュン事態、鳥肌が立つ内幕」というタイトルの映像が公開された。
この映像でイ・ジンホは、イ・ソンギュンの薬物検査結果、そして脅迫に対して支払った大金について語っている。
まずイ・ジンホは、イ・ソンギュンの簡易・精密検査で陰性判定が出たことについて、「毛髪検査の場合、8カ月前の証拠が出ないこともあるという」と切り出した。
続いて、イ・ソンギュンが通っていた高所得層を対象とする会員制ルームサロン(高級クラブ)の女性室長A氏が、睡眠薬を勧めたタイミングに注目しなければと強調。「A氏が、イ・ソンギュンに“処方された睡眠薬”だと言って与えた時期が4カ月前の7月だ。なので、8カ月を過ぎて陽性反応が出たという疑惑は事実ではない」と説明した。
そして「本人の主張によると、イ・ソンギュンは(A氏に渡された)睡眠薬を服用しても、何の反応もなかったという。もしもこの主張が嘘ならば、今回の精密検査で出たはずだ。検査の結果は陰性だったため、それならイ・ソンギュンが服用した睡眠薬は麻薬ではなかったという意味」と述べた。
そのほか、イ・ソンギュンがA氏に脅迫されて支払った3億5000万ウォン(約4000万円)についても解説している。妻で女優のチョン・ヘジンは、報道されるまで知らなかったという。
イ・ジンホの主張によると、家計の管理は妻で女優のチョン・ヘジンが担当しているため、イ・ソンギュンが大金を持ち出すことができる状況ではなかった。そのため、近しい人物に借金したと伝えているが、この人物もチョン・ヘジンと同じく、報道で使途を知ったそうだ。
なお、イ・ソンギュンは10月末に薬物疑惑が浮上するとともに、A氏やその知人から継続した脅迫を受けていたと告白。3億5000万ウォンを奪われた被害で告訴していた。11月4日の2次召喚調査では、「高級クラブの室長A氏にだまされた」「Aが僕をだまして何かを渡したが、麻薬だとは知らなかった」と主張していた。
そしてA氏は、会員制ルームサロンで働きながらイ・ソンギュンら有名人たちと親交を深めたとされている。麻薬投薬など前科6犯であったことも確認され、今回の事件で拘束される前の簡易検査でも大量の向精神薬成分が検出された。クラブの女性従業員B氏も最近、警察の調査でA氏と一緒にヒロポンを投薬したと認めた。
◇イ・ソンギュン プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。
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