『シュリ』『オールド・ボーイ』『新しき世界』などで知られる名優チェ・ミンシクの3年ぶりの映画復帰作『不思議の国の数学者』が、4月28日よりシネマート新宿ほかにて全国ロードショーとなる。
公開を約1カ月後に控えているなか、場面写真が解禁となった。
韓国を代表する俳優として圧倒的な存在感を放つチェ・ミンシクが3年ぶりに帰ってきた。
難しい公式もすらすら暗唱する天才数学者の顔から悩める若者の背中を押す大人の姿まで、貫禄の演技で魅せ『シュリ』以来、22年ぶりに北朝鮮の方言まで完璧に使いこなしたことでも話題を呼んだ。最近では、Disney+で配信中の主演ドラマ『カジノ』も人気を博している。
そして250倍の競争率を勝ち抜いて抜擢されたキム・ドンフィ、信頼のベテラン俳優パク・ビョンウンとパク・ヘジュン、新進気鋭のチョ・ユンソと実力派俳優がここに集結した。
脱北した天才数学者と挫折寸前の劣等生。現実に失望しかけた2人が出会い、数学を通して人生を見つめ直していく本作は、単なる数式上の正解だけが全てではなく、正解を見つけるための過程の大切さが描かれ、今を生きる私たちに共感と希望、励ましのメッセージが込められた温かな感動作となっている。
さらには数学の美しさを証明するために円周率から作られた「π(パイ)ソング」のピアノ演奏など、数学を音楽で表現した圧巻のシーンも見どころ。
今回解禁される新場面カットは、北朝鮮から脱北してきた天才数学者という身分を隠しながら働くチェ・ミンシク演じるハクソンが、警備員の制服のままエリート学校で挫折寸前のジウに数学を教える姿や、真剣な眼差しでピアノを弾くカット、人を寄せ付けないように生きてきたハクソンがジウと二人一緒に歩く場面など12枚だ。
キャラクターの設定は違えど、名作『グッド・ウィル・ハンティング/旅たち』を彷彿とさせるような珠玉のドラマを期待させる雰囲気溢れる場面カットとなっている。
そんな本作は、映倫(一般財団法人 映画倫理機構)で新設された「次世代」を担う人たちに観てほしい映画を推薦する「次世代への映画推薦委員会」にて、推薦作品に選定された。
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