先立ってパク・チャヌク監督は、2018年に開催された第71回英アカデミー授賞式で『お嬢さん』が外国語映画賞を受賞したことがある。そして今回、『別れる決心』で2度目の挑戦に臨んだが惜しくも苦杯をなめることとなった。
英アカデミー賞授賞式は、英米圏最高権威の映画受賞式で、『お嬢さん』が韓国映画としては初めて賞を受賞したことがある。以来、2020年にポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が外国語映画賞とオリジナル脚本賞を受賞し、2021年には女優ユン・ヨジョンが『ミナリ』で助演女優賞を獲得した。
なお『別れる決心』は昨年5月、第75回カンヌ国際映画祭で監督賞の主人公になった。しかし、その後、アメリカの2大映画賞の一つであるゴールデングローブと、アメリカの批評家たちが選定するクリティクス・チョイス・アワードで、それぞれ非英語作品賞と最優秀外国語映画賞候補になったが受賞とはならなかった。また、米アカデミー賞では国際長編映画部門の最終候補にも入らなかった。