報道によると、ブローカーグループはソウル所在の大型病院の神経科医を指定し、依頼人に紹介して兵役等級を下げるなどの行為を働いた。検察と兵務庁の合同捜査チームはRAVIを兵役法違反の容疑で立件し、近く召喚して取り調べる予定だ。
関連報道が出ると、RAVIの所属事務所GROOVL1N側は「本件に関して要請があれば、いつでも誠実に調査に臨む予定」と公式立場を明らかにした。兵役不正疑惑に対して肯定も否定もせず、慎重な立場だった。
それ以降、韓国芸能界に激しい後遺症が続いている。兵役逃れ関連の捜査対象には、スポーツ選手や高位公職者の息子など数十人が含まれているともされ、さらに映画やドラマに出演した20代の俳優も捜査線上に上がったと知られ、波紋が広がっている。
特にRAVIが所属するVIXXは、ファンサイン会を前日に取り消して注目を集めた。VIXXの所属事務所JELLYFISHエンターテインメントは「日程が延期された」と明らかにしたが、具体的な取り消し理由を明らかにはしなかった。
ただRAVIの兵役不正疑惑が浮上した直後のことであり、これと関連して取り消しとなったのではないかとの推測が続いた。兵役不正疑惑を言及されただけでも悪影響が広がっているわけだ。
活動の制約はもちろん、RAVIのイメージにも相当な打撃があると予想される。
彼は昨年10月に社会服務要員として代替服務を始める前まで、KBSのバラエティ番組『1泊2日』(原題)に出演して良いイメージを築いてきた。『1泊2日』が高い視聴率を記録中であり、2021年のKBS芸能大賞で新人賞を受賞したりした経緯がある。週末のバラエティ番組だけに、幅広い視聴者からの認知度を高めたRAVIだった。
それだけでなく、独立レーベルGROOVL1Nの代表としてラッパーのJUSTHIS、Nafla、歌手Xydo、ダンサーのPRIMEKINGZ、MAMAMOOフィインなどが所属する会社を運営する首長でもあった。
『1泊2日』で輝かしいバラエティのキャリアを築き、個性的なミュージシャンを率いる代表としての堅実なイメージまで身につけ、高い評価を得ていたのだ。
しかし今回の兵役不正疑惑は、疑惑だけでもそんなRAVIのイメージをすべて崩している状況だ。『1泊2日』を通じて得た大衆的な人気と堅実な態度、そしてミュージシャンとして積み上げたキャリアも危険だ。
2012年にVIXXでデビューし、11年間誠実に積み上げてきたRAVIの成果はこのまま崩れ去るのか、それとも疑惑を払拭することができるのか。
誠実に調査に臨むと立場を明らかにしたRAVIが、どんな結末をたどるのか注目される。
(記事提供=OSEN)
■【写真】「えっ、そんな理由で?」兵役免除された韓国スター20人