韓国式の“挨拶”をしなかったことで物議をかもしたガールズグループEVERGLOW(エバーグロー)の中国人メンバー、イロンが中国に帰ってから約10カ月ぶりに近況を公開した。
【画像】「国に帰れ」“韓国式の挨拶”をしなかったイロンに批判殺到
学業を理由に中国にわたったイロンは、依然としてグループに合流していない状況であり、この間もEVERGLOWは5人体制で活動を続けている。
EVERGLOWのイロンは今年1月中旬、中国に戻った。理由は学業だった。所属事務所のYUE HUAエンターテインメント側は「イロンは1月中旬から2月末まで、学業上の理由で中国に行ってくる予定だ。新型コロナによってしばらく会えなかった家族と一緒に過ごし、しばらく休息を取る予定」と明らかにした。
イロンは当時、EVERGLOWのファンサイン会でファンに新年の挨拶として“クンジョル”をする過程で議論を呼んだ。
クンジョルとは韓国で最も丁寧なお辞儀のことで、相手に向かってひざまずき、手を地べたについて頭を下げる挨拶だ。韓国では法事や新年の挨拶などで行う。EVERGLOWのメンバーたちがクンジョルをしているなかで、イロンだけが立ったまま手を合わせて両側に振る中国式の挨拶を行った。
その事実が知られるとオンラインコミュニティなどで大きな議論となり、不快感を示す声があふれた。一部からは「韓国文化を無視した」との指摘もあり、先立ってイロンが新疆ウイグル自治区の綿花生産を支持するという文章を共有した事実が再注目され、批判の世論が高まった。
特に中国の現地メディアでも、イロンの状況を報道して火に油を注いだ。中国官営メディア『環球時報』は、「K-POPグループの中国人メンバーが韓国で伝統的な中国式挨拶をし、賛辞を受けている」などと伝えた。
中国のオンライン上では「文化の違い」という意見もあったが、「中国人は天と地、親にだけひざまずく伝統がある」「中国人はむやみにひざまずかない」「中国の伝統をよく守った」などの反応を示した。
議論が大きくなると「学業上の理由」を挙げて中国に戻ったイロンは、「2月末まで」という所属事務所の言葉とは異なり、11月中旬になった現在も所属グループに復帰していない。その間、EVERGLOWはイベントおよび海外公演などを進行しており、5人体制で活動を続けている。
「学業上の理由」で中国に行って10カ月以上も帰ってこないイロンは11月17日、EVERGLOWの公式SNSを通じて「天気がとても良かった日」と、近況を込めた写真を公開した。まだ中国にいると見られる彼女は、余裕のある日常を送っている様子を伝えた。
EVERGLOWの公式SNSにイロンの写真が掲載されたのは、2021年12月12日以来、約11カ月ぶりだ。
久しぶりにイロンの近況が伝えられたが、彼女がすぐにグループに復帰して活動するかは未知数だ。中国式挨拶の議論によって、復帰に負担があるのではないかという見方が支配的だからだ。
なおEVERGLOWは2019年、『ARRIVAL OF EVERGLOW』でデビューした。イロンはEVERGLOWメンバーとしてデビューする前、オーディション番組『PRODUCE 48』に出演して話題を集めた。
(記事提供=OSEN)
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