女優ユン・ヨジョンが3月18日に行われたApple TV+の期待作『Pachinko パチンコ』の共同インタビューに応じた。
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『Pachinko パチンコ』は、豊かな暮らしを求めて祖国を離れた韓国人一家が、日本とアメリカで経験する戦争と平和、愛と別れ、勝利と審判を第4世代にわたり描く壮大な物語。制作スタッフのほとんどは韓国系アメリカ人で構成され、劇中では韓国語、英語、日本語の3言語が使われる。
ユン・ヨジョンは劇中、主人公・ソンジャの老年時代を演じた。実際にアメリカで生活したことのあるユン・ヨジョンは、最初に「似たような経験をした人たちと作品を作った感想」を聞かれ、「似たような経験とは言えない。私はアメリカで9年しか住んでない。それとはまた違う経験だ」と答えた。
続いて「映画『ミナリ』に出演した時も、なぜ出演したか聞かれた。私はフロリダで住んでいたが、あまり社交的ではなかった。それでもアメリカ人の友だちが私の力になってくれた。人種差別は全く感じなかった。会社に通っていたわけでもなかったし。(人種差別とかは)全然知らなかったが、(現在アメリカ在住の)私の息子はすごく感じているようだった」と打ち明けた。
そして『Pachinko パチンコ』に出演を決めたのも、息子の影響があったのだという。
「息子やジンハ(ソロモン役)を見て国際迷子だと思った。韓国語がしゃべれないので韓国に来ると異邦人扱いされ、アメリカでもアジア人として差別される。私が『ミナリ』に出演したのも、アイザック監督(韓国名チョン・イサク)を手伝いたいと思ったからだ。そういう気持ちが自分の中にはある。私の息子と同じ状況にいる人たちが何かを作ろうとすると、心が引かれる。私がこういうプロジェクトに参加している理由はそれだけだ。インターナショナルなプロジェクトだから出演を決めるとかは全く考えていない」
ユン・ヨジョンが出演するApple TV+オリジナル作品『Pachinko パチンコ』は、3月25日に1話から3話の公開を皮切りに、4月29日まで毎週金曜日に配信される。全8話予定。
(記事提供=OSEN)
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