韓国のリサーチ企業「Gallup」は、2007年から毎年末、その年を輝かせた各分野の「今年の人物」を発表してきた。そして今年も分野別の注目人物を発表しているのだが、ここではタレント部門を紹介しよう。
「Gallup」が2021年11月5日から28日まで、韓国(済州を除く)に住む満13歳以上の1700人に、今年1年間最も活躍したタレントを2人まで聞いた結果(自由回答)、Netflixで配信中の『海街チャチャチャ』で主演を務めたキム・ソンホ(7.8%)と、シン・ミナ(7.3%)がそれぞれ1位と2位に選ばれた。
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『海街チャチャチャ』は、2004年の映画『どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるMr.ホン』のリメイクドラマだ。静かな海辺の風景を背景に、キム・ソンホ演じる“マルチな無職”ホン・ドゥシクと、シン・ミナ演じる現実主義者の歯科医ユン・ヘジンが繰り広げるストーリーで人気を集めた。
キム・ソンホは演劇『ニュー・ボーイングボーイズ』でデビューし、舞台での活動をしばらく続けていた。テレビドラマには、2017年の『キム課長』で初めて登場。その後、バラエティ『1泊2日』シーズン4にレギュラー出演し、注目を集めた。
そして2位のシン・ミナは、1998年に雑誌モデルとしてデビュー。その後、映画やドラマなどの多方面で活躍してきた。2010年に放送されたドラマ『僕の彼女は九尾狐』(SBS)や、今回の『海街チャチャチャ』、そして数多くの広告モデルで見せた愛らしい笑顔と魅力で愛されてきた。また、ミステリースリラー映画『Diva』(原題)では風変わりな演技を披露し、同年の映画祭主演賞候補に挙がったこともある。
シン・ミナと同票を獲得し、2位にランクインしたのはイ・ジョンジェ(7.3%)。彼は1993年のドラマ『恐竜先生』(SBS)でデビューを果たし、1995年のドラマ『砂時計』で演じたペク・ジェヒとしても有名な俳優だ。ドラマよりも映画に力を注いできた俳優だったが、2021年Netflixで最も人気を集めたドラマ『イカゲーム』で主人公ソン・ギフンを演じ、世界的スターとなった。
4位は『智異山』(原題)で久しぶりにドラマ復帰を果たしたチョン・ジヒョン(5.5%)、5位はドラマ『今、別れの途中です』の主演を務めたソン・ヘギョ(5.2%)だった。
チョン・ジヒョンは『星から来たあなた』に出演した2014年に、ソン・ヘギョは『太陽の末裔』に出演した2016年の「今年の人物」上位圏に入り、数年が経った今でも根強い人気を見せている。
さらに、昨年から2年にわたり放送された人気作『ペントハウス』で渾身の演技を披露したキム・ソヨン(5.0%)が6位、『one the woman』(原題)で1人2役を演じたイ・ハニと、Netflix人気作『賢い医師生活』で注目を浴びたチョ・ジョンソク(5.9%)が7位にランクインした。
また、『黒い太陽』(原題)に出演したナムグン・ミンが9位(4.5%)、今年のドラマ出演作はないが映画『ミナリ』でアカデミー助演女優賞を受賞したユン・ヨジョンと、Netflixヒット作『ヴィンチェンツォ』の主演ソン・ジュンギ(4.1%)も名を連ねている。
上位11人のほか、1.0%以上回答された人物は、チェ・ミョンギル(3.7%)、チャ・ファヨン(3.0%)、コン・ユ、キム・ヨンオク(以上2.3%)、ヒョンビン、パク・ソジュン(以上1.9%)、コ・ドゥシム、キム・ユジョン(以上1.8%)、パク・ボゴム(以上1.7%)、キム・ヘス、チュ・ジフン、ソン・イェジン(以上1.6%)、イ・ヨンエ(1.5%)、チ・ヒョヌ、イ・ビョンホン、ソ・ドンイル(以上1.2%)などだった。
■華やかな授賞式には出ず、演技に集中…“元恋人スキャンダル”俳優キム・ソンホに期待したい理由
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