“薬物騒動”ユ・アイン出演映画、監督が公開に踏み切った理由を告白「一人の俳優のための映画ではない」

映画『Hi.5』(原題)のカン・ヒョンチョル監督が、薬物使用により物議を醸した出演俳優ユ・アインについて言及した。

【写真】ユ・アイン、主演作予告編で全カット

5月26日、ソウル・CGV龍山(ヨンサン)アイパークモールで映画『Hi.5』のマスコミ向け試写会および記者懇談会が開催され、カン監督をはじめ、イ・ジェイン、アン・ジェホン、ラ・ミラン、キム・ヒウォン、オ・ジョンセ、パク・ジニョンら主要キャスト陣が出席した。

5月30日に韓国で公開される本作は、臓器移植を通じて偶然超能力を手に入れた5人が、その能力を狙う者たちと対峙する姿を描いたコミカルなアクション映画だ。

カン・ヒョンチョル監督
(写真提供=OSEN)カン・ヒョンチョル監督

劇中で、指を鳴らすだけであらゆる電子機器を操作できる“ヒップな無職”ギドンを演じたユ・アインについても、記者から質問が寄せられた。

ユ・アインは、2020年から2022年にかけて181回にわたるプロポフォールの投薬や、他人名義での違法な睡眠薬の処方(44回)などの容疑で麻薬類管理法違反の罪に問われ、不拘束起訴された。控訴審では懲役1年・執行猶予2年、罰金200万ウォン(約20万円)、追徴金154万8000ウォン(約16万円)、社会奉仕80時間、薬物治療講義40時間の受講が命じられ釈放されたが、検察が上告し、現在は最高裁の判断を待っている。

このような“リスク”がある中で、なぜ公開を決断したのかという質問に対し、カン監督は次のように語った。

「この作品は、たった一人の俳優のための映画ではありません。本当に多くの方々が、人生の一時期を捧げて真心を込めて取り組んでくださいました。ご覧いただければ分かると思いますが、素晴らしい俳優陣が惜しみない努力と楽しさを届けてくれる作品です。時間と労力、そして真心が詰まった映画だと自信を持って言えます」

そして、「もしユ・アインに関する懸念があるとしても、それを十分に打ち消して余りあるだけの楽しさと魅力がこの映画にはあります」と力強く語った。

(記事提供=OSEN)

◇ユ・アイン プロフィール

1986年10月6日生まれ。本名オム・ホンシク、韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名に。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演した。

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